ネットワーク通信プロトコル★★☆

営業担当者が、社内のPCと外出先のスマートフォンの両方から同じメールボックスを 扱えるようにしたい。メールをサーバ上に置いたまま読み書きするために使う プロトコルはどれか。

正解:

  1. POP3

    誤り。これも受信用のプロトコルですが、メールを端末に取り込んで読む方式です。 残す設定にしても開封済みかどうかは端末ごとの管理になり、 複数の端末で同じ状態をそろえる用途には向きません。

  2. SMTP

    誤り。これはメールを送信するとき、およびメールサーバどうしがメールを 転送するときに使うプロトコルです。受信には使いません。 送信はSMTP、受信はPOP3かIMAPと、対にして覚えます。

  3. FTP

    誤り。これはコンピュータ間でファイルを転送するためのプロトコルです。 添付ファイルを扱うイメージから混同しがちですが、 メールの送受信そのものには使いません。

  4. IMAP

    正解。メールをサーバ上に置いたまま操作するため、開封済みかどうかや フォルダの振り分けもサーバ側で共有され、どの端末からも同じ状態で見られます。

メールは「持ち帰る」か「置いたまま見る」か

受信のプロトコルは2つあり、考え方が正反対です。

  • POP3 — サーバからメールを自分の端末に持ち帰って読む。図書館で本を借りるイメージ
  • IMAP — サーバに置いたまま、手元から中身を見る。図書館の中で本を読むイメージ

持ち帰ってしまうと、その本は他の席からは見られません。 PCで受信したメールがスマートフォンに現れないのは、これが理由です。

複数の端末で使うならIMAP

IMAPはメール本体だけでなく、開封済みかどうかやフォルダの振り分けも サーバ側で管理します。PCで読んだメールは、スマートフォンでも読んだ状態になります。 逆に、端末が壊れてもメールはサーバに残ります。

なおPOP3にも「サーバにコピーを残す」設定はありますが、 開封済みかどうかは端末ごとの管理のままなので、状態はそろいません。

混同しやすいものとの違い

プロトコル 役割
IMAP メールをサーバに置いたまま読み書きする(受信)
POP3 メールを端末に取り込んで読む(受信)
SMTP メールを送信する、サーバ間で転送する
FTP ファイルを転送する

試験では「複数の端末から」「サーバに残したまま」が出たらIMAPです。 送信と受信のどちらの話かを最初に見分けてください。

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