データマネジメントデータライフサイクル★☆☆

工場の機械に取り付けたセンサが温度を計測し、その値が新しいデータとして 記録された。データライフサイクルにおいて、この場面が当たる段階はどれか。

正解:

  1. 活用

    誤り。活用は、整えたデータを意思決定や業務、新しいサービスに役立てる段階です。 記録された温度から故障の兆候を読み取り、点検の時期を決めるといった使い方が これに当たります。この場面はまだ計測して記録しただけで、使ってはいません。

  2. 処理

    誤り。処理は、集めたデータの形式をそろえたり、欠けた値や重複を直したりして、 分析に使える形に整える段階です。計測そのものではなく、計測した後の手当てを 指します。センサごとに違う単位をそろえる作業があれば、それが処理です。

  3. 生成

    正解。生成は、データが新しく作り出される段階です。センサによる計測のほかに、 業務システムへの入力や、Webサイトでの利用者の操作履歴なども入口になります。 ここで取りそこねたデータは、後のどの段階でも取り返せません。

  4. 保管

    誤り。保管は、作り出されたデータを、決めた場所に決めた形式で蓄える段階です。 計測した値をサーバに書き込んで残すところからが保管に当たります。 データが「生まれた」のか「置かれた」のかで区別します。

データは「どこかで生まれて」いる

売上の数字も、機械の温度も、Webサイトの閲覧履歴も、勝手に湧いてくるわけでは ありません。必ずどこかに入口があります。データライフサイクルの最初の段階である 生成とは、この入口のことです。

生成の入口にはいろいろな形がある

入口
人が入力する 注文フォーム、レジでの登録、日報
機器が計測する センサの温度、GPSの位置、カメラの映像
利用の記録が残る Webサイトの閲覧履歴、アプリの操作ログ
外部から受け取る 取引先からの受注データ、公開されている統計

問題文のセンサは2つ目に当たります。人が関わらなくてもデータは生成されます。

なぜ最初の段階が大事か

生成の段階で取りそこねたデータは、後から作り出すことができません。測っていなかった 項目は、あとで必要だと気づいても過去にさかのぼれないからです。入力の仕方が ばらばらであれば、処理の段階で直す手間がそのまま増えます。

段階の見分け方

  • 生成 … データが新しく作り出される(測る、入力する、記録される)
  • 保管 … 作り出されたデータを決めた場所と形式で蓄える
  • 処理 … 分析に使えるように形式をそろえ、誤りを直す
  • 活用 … 意思決定や業務、サービスに役立てる

試験では、場面の説明を読んでどの段階かを答えさせる形で問われます。 「まだ無かったものが、ここで生まれたか」を手がかりにすると迷いません。

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