文書作成ソフトで、展示会の案内状を作る。本文は全員共通だが、冒頭の会社名と 宛名だけは受取人ごとに変える必要がある。宛先の一覧は別に用意してある。 ひな形を1つ作り、そこに一覧のデータを流し込んで人数分の案内状を作る機能はどれか。
正解:ア
ア差込み印刷
正解。ひな形の中に「ここに会社名が入る」という差込み位置を置き、 一覧のデータを1件ずつ当てはめて印刷します。件数が増えても 作る文書は1つのままで済みます。
イ均等割付
誤り。これは文字数の違う語を指定した幅にそろえて配置する機能です。 長さの異なる会社名を宛名欄にきれいに収める役には立ちますが、 文書を人数分作る働きはありません。整えるだけの機能です。
ウインデント
誤り。これは段落の左端や右端の位置をずらし、字下げなどの体裁を整える 機能です。案内状の見た目を整える場面では使いますが、 外部の一覧からデータを取り込むこととは関係がありません。
エ文字列の置換
誤り。これは文書中の特定の語をまとめて別の語に入れ替える機能です。 宛名を差し替えられそうに見えますが、対象は開いている文書1つだけで、 一覧を読み込んで人数分に展開することはできません。
ひな形は1つ、宛名だけ入れ替える
案内状を100社に送るとき、100個の文書を作る必要はありません。 共通の本文を書いたひな形を1つ用意し、変わる部分にだけ 「ここに会社名」「ここに宛名」という目印を置きます。
あとは別に用意した宛先の一覧を読み込ませると、1件目の会社名を当てはめて1枚、 2件目を当てはめて1枚、と順に出力されます。これが差込み印刷です。 宛先が増えたときも、直すのは一覧のほうだけで済みます。
「作る」機能と「整える」機能を分けて考える
同じ文書作成ソフトの機能でも、目的の層が違います。
| 機能 | 何をするもの |
|---|---|
| 差込み印刷 | ひな形に一覧のデータを流し込み、宛名などが異なる文書を人数分作る |
| 均等割付 | 文字数の違う語を、指定した幅にそろえて配置する |
| インデント | 段落の左端や右端の位置をずらし、字下げなどの体裁を整える |
| 文字列の置換 | 一つの文書の中の特定の語を、まとめて別の語に入れ替える |
均等割付とインデントは文字の配置、置換は一つの文書の中での書き換えです。 「別に用意した一覧」「人数分」「宛名だけが違う」という言葉が出てきたら 差込み印刷だと判断してください。