デジタルサービス・デジタルツール

企業や行政で使われる情報システム、製造やECの仕組み、職場のデジタルツールを扱う中分類です。似た名前のシステムが多いので、用語を覚えるより「何を・どこまで扱うか」で見分けられるようにするのが近道です。

デジタル技術・収録 44問・項目 5/5

演習を始める(10問)

問題

  1. ERP製造業のA社では、会計・人事・生産・販売の各部門がそれぞれ別のシステムを使っており、同じ内容を何度も入力し直している。…
  2. Jアラート緊急地震速報や津波警報、武力攻撃に関する情報などを、国から全国の市区町村へ瞬時に送り、防災行政無線などを自動で起動させ…
  3. セル生産方式電子機器メーカーで、注文に応じて仕様の異なる製品を少量ずつ作る受注が増えてきた。ベルトコンベアによる流れ作業では、製品…
  4. NFTデジタルアート作品をインターネット上で販売するにあたり、その作品データが唯一のものであることと、これまで誰が保有してき…
  5. EDI部品メーカーでは、取引先からの注文書をFAXや電子メールで受け取り、担当者が自社の販売管理システムへ入力し直していた。…
  6. ワークフローシステムこれまで紙の稟議書を課長、部長、役員の順に回して押印を得ていた会社が、この手続きを電子化したい。申請から決裁までを決め…
  7. 絶対参照表計算ソフトで、商品ごとの税抜価格に消費税率を掛けて税込価格を求める表を作る。消費税率は表の外にある一つのセルに入力し…
  8. 差込み印刷文書作成ソフトで、展示会の案内状を作る。本文は全員共通だが、冒頭の会社名と宛名だけは受取人ごとに変える必要がある。宛先…
  9. POSシステムスーパーマーケットのC社は、どの商品が、どの時間帯に、いくつ売れたかを単品ごとに把握し、売れ筋と死に筋を見分けたい。レ…
  10. CRM家電販売のD社では、店舗の購入記録、コールセンターの問合せ記録、Web会員の登録情報が別々に管理され、同じ顧客でも窓口…
  11. SCM飲料メーカー、卸売業者、小売チェーンの3社は、それぞれが自社の見込みで生産や発注を増やした結果、流通の各段階に在庫が積…
  12. エンタープライズサーチE社では、提案書や議事録がファイルサーバ、グループウェア、社内Wikiなどに分かれて保存されている。保存場所は変えずに…
  13. アカウントアグリゲーション家計簿アプリで、利用者が持つ複数の銀行口座やクレジットカードの残高・利用明細を取り込み、一つの画面にまとめて表示するサ…
  14. キャッシュレス決済(1)キッチンカーで弁当を販売する店主が、現金以外の支払いにも対応したいと考えている。初期費用を抑えるため、客の支払いを読み…
  15. かんばん方式かんばん方式を採り入れた工場で、前工程が部品の生産を始めるきっかけとして、最も適切なものはどれか。
  16. MES食品工場で、本社が立てた生産計画を受けて各ラインに作業を指示し、作業実績や検査結果をその場で集めて、ロットごとの進み具…
  17. デジタルワークプレイス社員が出社しているか、自宅や外出先にいるかを問わず、同じ情報とツールで協働できるように、端末・通信・業務ツールを組み合…
  18. ピボットテーブル表計算ソフトに、1件の販売を1行とした売上明細が数千行ある。各行には日付、支店、商品、金額が入っている。この明細から支…
  19. オンラインモールインターネットで商品を販売する形態のうち、オンラインモールの説明として最も適切なものはどれか。
  20. キャッシュレス決済(2)交通系ICカードやスマートフォンを読取り機にかざして支払う非接触IC決済では、支払いに必要な情報をどのように受け渡して…
  21. インターネットバンキング銀行口座に関わるサービスのうち、インターネットバンキングの説明として最も適切なものはどれか。
  22. フィンテックスマートフォンの家計簿アプリ、個人間の送金サービス、AIを使った融資の審査のように、ITを活用して新しい金融サービスを…
  23. 暗号資産Bさんは知人から「暗号資産は円と同じように価値が守られているから、損をすることはない」と購入を勧められた。暗号資産につ…
  24. JIT(ジャストインタイム)生産の考え方であるJIT(ジャストインタイム)の説明として、最も適切なものはどれか。
  25. リーン生産方式ある工場では、一部の工程に自動機を入れても、手待ちや運搬、作りすぎが他の工程に残っていた。そこで工程全体で価値を生まな…
  26. FA(ファクトリーオートメーション)FA(ファクトリーオートメーション)の説明として、最も適切なものはどれか。
  27. CAD機械部品メーカーの設計部門では、図面を紙に手で描いており、寸法を変えるたびに描き直している。図面をコンピュータ上で作成…
  28. コンテンツ管理システム(CMS)ある企業では、自社Webサイトのお知らせを更新するたびに、HTMLを書ける外部業者へ依頼しており、掲載まで数日かかって…
  29. 電子掲示板総務部が、就業規則の改定や手続の締切など、全社員に向けたお知らせを発信したい。お知らせが他の話題に埋もれず、掲載期限ま…
  30. 流通情報システム食品メーカーが出荷した商品は、卸売業者を経て小売店に並び、消費者が購入する。この流れに沿って、店頭の販売データ、店舗か…
  31. 物流情報システムネット通販のE社は、注文の受付と代金の請求は既存のシステムで問題なく処理できている。一方で、倉庫で注文品を棚から取り出…
  32. 販売管理システム法人向けに事務用品を卸すF社では、受注した案件のどれが出荷済みで、どれの請求書が未発行で、どれが未入金なのかを営業部門…
  33. 購買管理システム機械メーカーG社の資材部門では、生産計画から部品ごとの必要数と発注時期はすでに算出できている。しかし、仕入先に出した注…
  34. 顧客情報システムH社では、取引先である顧客企業の社名・担当者・住所・連絡先を、営業・配送・経理の各部署が別々に登録しており、住所の変更…
  35. SFA産業機械メーカーのE社では、営業担当者が見込み客の情報、訪問の記録、商談の進み具合を各自の手帳や表計算ファイルで管理し…
  36. VCM家具メーカーのF社は、購買・製造・出荷・販売・修理サービスの各活動と、それを支える技術開発や人事の活動について、顧客へ…
  37. HCM人的資本管理(HCM)の考え方と、それを支える仕組みの説明として、最も適切なものはどれか。
  38. GNSS広い農地でトラクターを自動で直進させるために、走行中のトラクターが今どこにいるかを屋外で求めたい。この位置を求める仕組…
  39. GISG市は、洪水で浸水が想定される区域、避難に支援が必要な住民の住所、避難所の所在地をそれぞれ別の台帳で管理している。これ…
  40. ガバメントクラウド地方公共団体では、住民記録や税などの基幹業務システムを、国が定めた標準仕様に沿ったものへ切り替える取組が進んでいる。そ…
  41. e-Gov現行の法令の条文を検索したり、府省が行う意見公募(パブリック・コメント)に意見を提出したり、府省への申請や届出をオンラ…
  42. 電子調達システム事務用品を扱う中小企業が、国の府省が発注する物品の入札案件を探し、窓口に出向かずに入札に参加して、落札後の契約までイン…
  43. マイナポータルマイナンバー制度では、行政機関どうしが手続に必要な個人の情報をオンラインでやり取りしている。住民が自分のスマートフォン…
  44. CDN(Content Delivery Network)ある企業は、国内の本社に置いたWebサーバから動画入りの製品サイトを公開している。海外など遠方の利用者ほどページの表示…

取り違えやすい用語

ERP・SCM・CRM・SFA

用語まとめる範囲
ERP(企業資源計画)自社の基幹業務全体。経営資源を一元管理する
SCM(サプライチェーンマネジメント)取引先を含めた、調達から販売までの流れ全体
CRM(顧客関係管理)顧客ごとの接点。購入後も関係を続ける
SFA(営業支援システム)受注までの営業活動

どれも業務をまとめて管理するシステムなので、何をまとめるかではなく、どこまでをまとめるかで分けます。

JIT と かんばん方式

用語考え方か、手段か
JIT(ジャストインタイム)必要なものを必要なときに必要な量だけ作るという考え方
かんばん方式JITを実現する手段。後工程が引き取った分だけ前工程が作る

層が違うので、「JITの手段はどれか」と「かんばん方式の説明はどれか」は別の問いになります。

GNSS と GIS

用語位置を求めるか、使うか
GNSS(全球測位衛星システム)衛星の信号から現在位置を求める
GIS(地理情報システム)位置の分かったデータを地図の上に重ねて表示・分析する

暗号資産 と NFT

用語代替できるか
暗号資産同じ単位どうしを交換しても価値が変わらない(代替できる)
NFT1つ1つが区別される代替できないトークン。唯一性と保有の履歴を示す

どちらもブロックチェーンを使いますが、ブロックチェーンを使っていることは価格の安定を意味しません。

e-Gov と マイナポータル

用語誰が使い、何をする場か
e-Gov府省をまたいだ行政情報の総合窓口。法令検索・パブリック・コメント・電子申請をまとめる
マイナポータル個人向けの行政手続と、自分に関する行政の情報を確認する場

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、テクノロジ分野の大分類「デジタル技術」の中分類13に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)では、この範囲は2つの系に分かれていました。

新シラバス案の項目 現行シラバスでの置き場所
ビジネスシステム・エンジニアリングシステム・ECシステム ストラテジ系「ビジネスインダストリ」の「ビジネスシステム」「エンジニアリングシステム」「e-ビジネス」
オフィスツール テクノロジ系「ソフトウェア」の「オフィスツール」

現行試験の過去問で対策する場合は、この2か所を探すと、この中分類に近い問題が見つかります。

現行の「ビジネスインダストリ」にあった IoT システム・組込みシステムは、新シラバス案ではシステムの種類・構成に移っています。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

デジタルサービスの活用
  • ビジネスシステム21問
  • エンジニアリングシステム7問
  • ECシステム9問
デジタルツールの活用
  • 組織のデジタル環境4問
  • オフィスツール3問

テクノロジのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。