情報倫理・AI倫理情報倫理・情報モラル★☆☆

保護者が、子どもの使うスマートフォンについて、1日の利用時間、使えるアプリ、 アプリ内での課金、閲覧できるサイトを、一つの仕組みでまとめて制限したい。 これらを束ねて保護者が管理するために用意された機能の総称はどれか。

正解:

  1. ネチケット

    誤り。ネットワーク上でのエチケット、つまり利用者が互いに気持ちよく使うための マナーを指す言葉です。守るのは利用者自身の心構えであって、機器やサービスに 備わった制限の機能ではありません。

  2. デジタルシティズンシップ

    誤り。デジタル社会の一員として、技術を責任をもって使いこなす考え方や、その ための教育を指します。制限で守るのではなく、判断できる力を育てる方向の言葉 である点が、機能の総称とは異なります。

  3. フィルタリング

    誤り。有害な情報を含むサイトなどを判定し、閲覧できないようにする仕組みです。 保護者による管理の手段の一つとして使われますが、対象は表示する情報で、 利用時間や課金までは制御しません。

  4. ペアレンタルコントロール

    正解。保護者(parental)が子どもの利用範囲を管理(control)する機能の総称で、 利用時間の上限、アプリの利用可否、課金の制限、閲覧できるサイトの制限などを まとめて設定できます。

保護者が握る「使い方のつまみ」

スマートフォンやゲーム機、動画配信サービスには、保護者が子どもの使い方を決められる 設定が用意されています。これをまとめてペアレンタルコントロールと呼びます。 parental は「親の」、control は「制御」。言葉のとおりの機能です。

何ができるのか

  • 1日の利用時間や、利用できる時間帯の制限
  • 年齢に応じたアプリ・ゲーム・動画の利用可否
  • アプリ内課金や購入の制限
  • 有害なサイトを閲覧させないフィルタリングの適用

フィルタリングは、このうちの一機能として組み込まれていることが多く、両者は 対立するものではありません。フィルタリングは手段、ペアレンタルコントロールは それらをまとめた枠組みと捉えると位置づけがはっきりします。なお携帯電話事業者には、 青少年が使う端末についてフィルタリングの説明と提供が法律で求められています。

混同しやすいものとの違い

用語 何を指すか
ペアレンタルコントロール 保護者が利用時間・アプリ・課金などを管理する機能の総称
フィルタリング 有害な情報の閲覧を制限する仕組み
ネチケット ネットワーク利用上のマナー
デジタルシティズンシップ 責任ある利用者として行動する力・その教育

制限する「機能」を問われたらペアレンタルコントロールかフィルタリング、心構えや 育てるべき力を問われたらネチケットかデジタルシティズンシップ、と二段階で絞ります。

次の問題へ