ネットワークネットワーク方式★★☆

社内LANの端末にプライベートIPアドレスを割り当てている企業で、 その端末がインターネット上のWebサイトを閲覧できるのはなぜか。 最も適切なものはどれか。

正解:

  1. ルータがプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換しているから。

    正解。NATと呼ばれる変換の仕組みです。社内でしか通用しないアドレスを、 インターネット側で通用するアドレスに置き換えることで通信できます。

  2. プライベートIPアドレスがインターネット上でもそのまま利用できるから。

    誤り。プライベートIPアドレスは組織内でのみ通用する約束のアドレスで、 インターネット上では使えません。だからこそ変換が必要になります。

  3. DNSがプライベートIPアドレスをドメイン名に変換しているから。

    誤り。DNSはドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組みで、 プライベートとグローバルの変換は行いません。

  4. ファイアウォールがプライベートIPアドレスを暗号化しているから。

    誤り。ファイアウォールは通信を許可・遮断する仕組みであって、 アドレスを暗号化するものではありません。

アドレスには「社内用」と「世界共通」がある

IPアドレスは2種類に分かれます。

  • グローバルIPアドレス — インターネット上で世界的に重複しない、外向けのアドレス
  • プライベートIPアドレス — 組織の内部だけで使う、外では通用しないアドレス

社内の全端末にグローバルIPアドレスを配ると数が足りません。そこで内部では プライベートIPアドレスを使い、外に出るときだけ変換します。

変換するのがNAT

出入口のルータが、内側のプライベートIPアドレスを外向けのグローバルIPアドレスに 置き換えます。戻ってきた通信は逆に変換して、元の端末へ届けます。

会社の代表電話に例えると分かりやすい仕組みです。社外へは代表番号(グローバル)で 発信し、社内では内線番号(プライベート)で相手を特定しています。

用語 役割
NAT プライベートとグローバルのアドレスを変換する
DNS ドメイン名とIPアドレスを対応づける
ファイアウォール 通信を許可・遮断する
次の問題へ