システムの種類・構成コンピュータ構成要素★★☆

PCに搭載されるメモリに関する説明として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. ROMは自由に書き換えができ、実行中のプログラムやデータを一時的に置くために使われる。

    誤り。書き換えが自由で一時的な作業場所になるのはRAMの説明です。 ROMは読み出しが基本で、電源を切っても内容が消えないため、 機器の起動に必要なプログラムなどを保持する用途に使われます。

  2. RAMは電源を切ると記憶内容が失われるため、作業中のデータは補助記憶装置に保存する。

    正解。RAMは電源が切れると内容が消える(揮発性の)メモリです。 作業中の文書をこまめに保存するよう促されるのは、 RAMに置かれたままだと停電や電源断で失われてしまうからです。

  3. DRAMはSRAMより高速で高価なため、主記憶装置には使われず小容量の用途に限られる。

    誤り。速くて高価なのはSRAMのほうで、関係が逆です。DRAMは記憶を保つために 定期的な書き直し(リフレッシュ)が要る代わりに安価で大容量にでき、 主記憶装置に使われます。SRAMはCPUのそばに置く小容量のメモリ向けです。

  4. 主記憶装置の容量を増やすと、CPUが1秒間に実行できる命令の数そのものが増える。

    誤り。容量が増えると同時に扱えるプログラムやデータが増え、 結果として動作が快適になることはありますが、CPUが命令を実行する速さ自体は 変わりません。記憶する部品と計算する部品は役割が違います。

机の上と本棚

メモリの話は、まず「電源を切ったら消えるかどうか」で二つに割ると迷いません。

  • RAM — 読み書き自由。電源を切ると消える。作業中に広げておく机の上
  • ROM — 読み出しが基本。電源を切っても消えない。動かし方を刻んだ銘板

PCは電源を入れると、まずROMに書かれた起動用のプログラムを読み、 そこから先の作業をRAMの上で行います。

なぜ作業中の保存を促されるのか

編集中の文書はRAMに置かれています。RAMは電気が流れている間だけ内容を保てるので、 電源が落ちればそこにあったものは残りません。 保存の操作は、机の上の紙をファイル(補助記憶装置)にしまう作業にあたります。

RAMの中の二種類

同じRAMでも、作りによって性質が分かれます。

用語 性質
RAM 読み書き自由。電源を切ると消える(揮発性)
ROM 読み出しが基本。電源を切っても消えない(不揮発性)
DRAM 安価で大容量にできる。定期的なリフレッシュが要る。主記憶装置に使う
SRAM 高速だが高価。小容量で、CPUのそばに置くメモリに使う

DRAMのDはdynamic(動的)で、放っておくと記憶が抜けていくため書き直しが要る、 という意味です。安いほうが大容量という結び付きで覚えると取り違えを防げます。

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