システムの種類・構成コンピュータ構成要素★★☆

営業担当者が持ち歩くノートPCの補助記憶装置として、ハードディスク装置ではなく SSDを採用することにした。この用途でSSDを選ぶ理由として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 記憶容量あたりの単価が低く、同じ費用でより大きな容量を用意できるから。

    誤り。これはハードディスク装置の利点です。同じ容量ならハードディスク装置の ほうが安く、大量のデータを安く保管する用途では今も選ばれます。 持ち歩く機器では、容量単価より速さと丈夫さが優先されます。

  2. 円盤を高速で回転させ、磁気ヘッドを動かして読み書きを行うから。

    誤り。これはハードディスク装置の仕組みの説明です。SSDには回転する円盤も 動くヘッドもなく、フラッシュメモリに電気的に読み書きします。 持ち運び中の揺れに弱いのは、動く部品をもつハードディスク装置のほうです。

  3. 記録した内容に光を当てて読み取るため、持ち運んでも劣化しにくいから。

    誤り。これは光学ドライブが扱う媒体の読み取り方です。ディスクを入れ替えて 使う配布や保管向けの媒体であり、PCの中で常時読み書きする 補助記憶装置の説明にはなりません。

  4. 内部に動く部品がなく、持ち運び時の衝撃に強いうえ読み書きも速いから。

    正解。SSDはフラッシュメモリに記録するため機械的に動く部品がありません。 振動や衝撃に強く、読み書きも高速で消費電力も小さいので、 持ち歩くノートPCとの相性がよい装置です。

回っているか、回っていないか

補助記憶装置の違いは、中で物が動いているかどうかで見分けられます。

  • ハードディスク装置 — 磁気を塗った円盤を回し、ヘッドを動かして読み書きする
  • SSD — フラッシュメモリに電気的に読み書きする。動く部品がない

レコードプレーヤーと電子辞書のような差です。 針を落として目的の位置まで待つ前者に対し、後者は待ち時間がありません。

持ち歩く機器でSSDが選ばれる理由

  • 動く部品がないので、移動中の振動や落下の衝撃に強い
  • 目的の位置まで円盤が回るのを待たないため、読み書きが速い
  • モーターを回さないので消費電力が小さく、静か

一方でハードディスク装置は、記憶容量あたりの価格が安いという強みがあります。 大量のデータを安く置いておく用途では、今も現役です。

混同しやすいものとの違い

装置 特徴
SSD フラッシュメモリに記録。動く部品がなく高速で衝撃に強い
ハードディスク装置 磁気ディスクを回して読み書き。容量単価が安い
光学ドライブ ディスクに光を当てて読み書き。配布や保管に使う
フラッシュメモリ 電源を切っても内容が残る半導体メモリ。SSDやSDカードの中身

試験では「衝撃に強い」「高速」がSSD、「容量あたりが安い」がハードディスク装置と、 利点の向きで問われます。SSDの中身がフラッシュメモリである点も押さえてください。

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