システムの種類・構成コンピュータ構成要素★★☆

PCやサーバに導入されるオペレーティングシステム(OS)の役割の説明として、 最も適切なものはどれか。

正解:

  1. ハードウェアの違いを吸収し、アプリケーションが共通の手順で機器や資源を使えるようにする。

    正解。OSはハードウェアとアプリケーションの間に立つ土台です。機種ごとの 違いをOSが引き受けるので、アプリはOS向けに作れば動きます。

  2. 特定の周辺機器を動かすために、その機器に合わせて用意される専用のソフトウェア。

    誤り。これはデバイスドライバの説明です。OSに組み込んで使いますが、 担当は個々の機器であり、システム全体の土台ではありません。

  3. 文書作成や表計算など、利用者が目的とする作業そのものを行うソフトウェア。

    誤り。これはアプリケーションソフトウェアの説明です。OSの上で動く側で、 OSに機器の操作や資源の割当てを頼む立場にあります。

  4. OSとアプリケーションの間に入り、データベース利用などの共通機能を提供する。

    誤り。これはミドルウェアの説明です。土台の上に敷く補助の層であって、 ハードウェアそのものを管理しているわけではありません。

OSは「建物の基礎と共用設備」

アプリケーションを部屋にたとえると、OSは基礎・電気・水道にあたります。 部屋を作る人は配線や配管の仕組みを知らなくてよく、決められた差込口を 使えば動く。これがOSの仕事です。

OSが引き受けている3つのこと

  • 機器の管理(記憶装置やプリンターの操作を肩代わりする)
  • 資源の割当て(CPUの処理時間やメモリを複数のアプリに分け与える)
  • 共通の操作方法の提供(ファイルの開き方や画面の出し方をそろえる)

同じアプリでも別のOS向けには作り直しが要るのは、この「決められた差込口」の 形がOSごとに違うためです。Windows系OS、Mac系OS、UNIXといった種類の違いは、 そのまま動かせるアプリの違いになって現れます。

ソフトウェアの層で整理する

役割
アプリケーション 利用者の目的の作業を行う
ミドルウェア 上下の間に入り共通機能を補う
OS ハードウェアを管理し、共通の使い方を提供する
デバイスドライバ 個々の周辺機器を制御する

試験では「どの層の話か」で見分けます。利用者の作業ならアプリケーション、 特定の機器ならデバイスドライバ、システム全体の土台ならOSです。

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