階層構造で管理されたファイルの場所を表す方法のうち、 相対パスの説明として最も適切なものはどれか。
正解:イ
ア最上位のディレクトリを起点として、目的のファイルまでの道筋を省略せずに書き表す。
誤り。これは絶対パスの説明です。起点が常に最上位で固定されるため、 どこで作業していても同じ書き方になります。
イ現在作業しているディレクトリを起点として、目的のファイルまでの道筋を書き表す。
正解。相対パスは「いま自分がいる場所」からの道順です。起点が変われば 同じファイルでも書き方が変わります。
ウ実体とは別に作られ、実体が置かれている場所を指し示す小さな目印となるファイル。
誤り。これはショートカットの説明です。場所を指す点は似ていますが、 表記の方法ではなく、デスクトップなどに置く実物のファイルです。
エファイル名の末尾に付けられ、そのファイルの種類や形式を表す短い文字列。
誤り。これは拡張子の説明です。ファイルの中身が何かを示すもので、 どこに置かれているかとは関係がありません。
「駅から」か「日本のいちばん上から」か
道案内で「この角を右、次を左」と言うのが相対パス、 「◯◯県◯◯市◯丁目◯番地」と住所を全部書くのが絶対パスです。 指している場所は同じでも、起点の取り方が違います。
起点が違うと何が変わるか
- 絶対パスは最上位(ルートディレクトリ)が起点なので、どこで実行しても 同じ場所を指す。書き方は長くなる
- 相対パスは現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)が起点なので短く書ける。 ただし作業中の場所が変わると、同じ表記が別のファイルを指してしまう
フォルダごと別の場所へ移しても中身の位置関係が変わらないなら、 相対パスで書いておいたほうが壊れにくい、という使い分けになります。
似た言葉との整理
| 用語 | 何を表すか |
|---|---|
| 絶対パス | 最上位からの道筋(起点が固定) |
| 相対パス | 現在地からの道筋(起点が動く) |
| ショートカット | 実体の場所を指す目印のファイル |
| 拡張子 | ファイルの種類を表す名前の末尾 |
表計算ソフトの「絶対参照・相対参照」と語感が似ていますが、あちらはセル番地の 指し方の話で、別のものです。共通するのは「起点を固定するか、動かすか」という 考え方だけだと押さえておきます。