クラウドクラウドサービス★☆☆

事業者が用意した会計や勤怠管理などのソフトウェアを、インターネット経由で 利用者が使うSaaSがある。SaaSの特徴として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 契約すればすぐ使い始められるが、機能や画面は事業者が用意した範囲で設定する。

    正解。完成したソフトウェアを借りる形なので、導入は速い代わりに、 手を入れられるのは事業者が用意した設定項目までにとどまります。

  2. 使い始める前に、サーバの調達と設置、OSの導入を利用者が自分で行う必要がある。

    誤り。これはオンプレミスで自社にソフトウェアを導入する場合の手順です。 SaaSはこの手順が要らないからこそ、申し込んだ日から使えます。

  3. 提供されるソフトウェアのプログラムそのものを、利用者が書き換えて機能を足せる。

    誤り。自作のプログラムを持ち込んで動かすのはPaaSの領分です。SaaSで できるのは、権限や項目の設定など、事業者が開けている範囲の調整です。

  4. 利用者ごとに別々のソフトウェアが開発され、ほかの利用者とは異なる機能が提供される。

    誤り。それは受託開発の考え方です。SaaSは同じソフトウェアを多数の利用者が 共用し、違いは設定で吸収します。一社ごとに作っていては、申し込んだ日から 使えるという利点が成り立ちません。

出来上がったものを借りる

SaaSは、事業者が作り上げたソフトウェアを、インターネット経由でそのまま 使わせてもらう形です。家具も家電もそろった部屋にそのまま住むのと同じで、 入居した日から生活を始められます。その代わり、壁を壊して部屋を広げる といったことはできません。

速さと引き換えに手放すもの

  • 導入が速い … 機器もOSもソフトウェアの導入作業も要らない
  • 保守を任せられる … 更新や不具合の修正は事業者が行う
  • 作り込みには限りがある … 変えられるのは、事業者が用意した設定の範囲

自社の業務のやり方に合わせてソフトウェアを作り変えたいのであれば、 SaaSでは足りません。業務をソフトウェアに合わせられるかどうかが、 SaaSを選べるかどうかの分かれ目になります。

混同しやすいものとの違い

方式 利用者ができること
SaaS 用意された機能を設定して使う
PaaS 自作のプログラムを載せて動かす
オンプレミス 機器もソフトウェアも自社で決めて導入する

「すぐ使えるが作り込めない」がSaaSの要約です。問題文に「自社で開発した アプリケーション」とあれば、その時点でSaaSは外れる、と覚えてください。

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