データ分析・データ利活用データ分析・データ利活用★★☆

調査や分析で用いるデータの分類のうち、2次データの説明として最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 調べたい目的に合わせて、自らが新たに調査や計測を行って集めたデータ。

    誤り。これは1次データです。自社で実施したアンケートや、自社サイトで計測した 行動ログが当たります。1次か2次かの分かれ目は「誰が、何のために集めたか」で、 自分の目的のために自分で集めたなら1次データです。

  2. 他者が別の目的で集めて公表したものを、自らの目的のために利用するデータ。

    正解。政府の統計や業界団体の調査報告のように、すでにあるものを借りて使います。 安く早く手に入る反面、集めた目的が自分の目的と違うので、項目の定義や 調査時点が自分の分析に合うかを確かめてから使う必要があります。

  3. 表形式のように行と列の決まった形に整理され、そのまま集計できるデータ。

    誤り。これは構造化データで、分ける切り口が違います。1次・2次は「誰が集めたか」、 構造化・非構造化は「どんな形で入っているか」による分類です。政府統計は 2次データであり構造化データでもある、というように両方に当てはまります。

  4. 個人の属性や行動など、特定の個人と結び付けて扱われうるデータ。

    誤り。これはパーソナルデータです。これも切り口が違い、中身が個人に関わるか どうかによる分類です。自社が集めた会員情報は1次データかつパーソナルデータに なるため、2次データの説明にはなりません。

自分で獲るか、市場で買うか

新商品の企画で「20代がどのくらいこの商品を欲しがるか」を知りたいとします。 自分で20代にアンケートを配って集めた回答が1次データ、 総務省の統計や調査会社のレポートを買ってきて使うのが2次データです。

自分で獲れば、聞きたいことをそのまま聞けます。ただし時間も費用もかかります。 市場で買えば安く早いが、切り身の大きさは向こうが決めています。

2次データを使うときに確かめること

  • いつのデータか(3年前の統計を今の市場規模の根拠にしていないか)
  • どの範囲を数えたか(全国か、都市部だけか)
  • 項目の定義が自分の分析と合うか(「世帯」「利用者」の数え方)

集めた目的が違うデータを持ってきているので、この確認を飛ばすと 数字は立派なのに結論がずれる、ということが起こります。

データの分け方は一つではない

分類 何で分けているか
1次データ/2次データ 誰が、何のために集めたか
構造化データ/非構造化データ 決まった形に整理されているか
パーソナルデータ 中身が特定の個人と結び付くか
オープンデータ 誰でも自由に使える形で公開されているか

同じデータが複数に当てはまります。政府が公開している人口統計は、 自社にとっては2次データであり、構造化データであり、オープンデータでもあります。 「どの切り口の話をしているか」を先に見分けるのが、この手の問題のこつです。

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