デザインのアプローチデザインプロセスマネジメント★★★

家計簿アプリの企画で、利用者がお金の管理で何に困っているかを聞き取ることにした。 尋ねる項目はあらかじめ用意しておくが、相手の答えで気になった点はその場で 追加の質問をして掘り下げたい。この進め方に当たるものはどれか。

正解:

  1. 構造化インタビュー

    誤り。決めた質問を決めた順序どおりに尋ね、その場で質問を足さない進め方です。 回答を人数分そろえて比べやすい反面、想定していなかった困りごとは出てきません。 掘り下げたいという今回の狙いに合いません。

  2. 非構造化インタビュー

    誤り。話題だけを決めて、あとは相手に自由に語ってもらう進め方です。 深い話が出る一方、聞くべき項目が抜けたり話が広がりすぎたりします。 今回は尋ねる項目を用意しているので当てはまりません。

  3. アンケート

    誤り。質問と選択肢を決めた用紙やWebフォームに多数の人が回答する調査です。 人数を集めて傾向を数で把握するのに向きますが、回答者に追加で問い返せません。 その場で掘り下げる今回の狙いには使えません。

  4. 半構造化インタビュー

    正解。主な質問項目は用意しつつ、相手の答えに応じてその場で質問を足せます。 聞き漏らしを防ぎながら、想定外の困りごとまで引き出せるため、 企画段階のユーザーニーズ調査で広く使われます。

台本をどこまで決めておくか

インタビューの3つの型は、台本をどこまで固めるかの違いだけです。

  • 全部決めておく → 構造化
  • 主な項目だけ決めて、あとはその場で足す → 半構造化
  • 話題だけ決めて、あとは相手任せ → 非構造化

固めるほど回答を比べやすくなり、緩めるほど想定外の話が出てきます。 企画の初期は「何を知らないのかが分からない」状態なので、 聞き漏らしを防ぎつつ脱線も拾える半構造化がよく選ばれます。

何を聞き出したいかで選ぶ

手法 向いている場面
構造化インタビュー 決めた項目を多人数から同じ形でそろえ、比較したいとき
半構造化インタビュー 項目は押さえつつ、気になった答えを深掘りしたいとき
非構造化インタビュー 課題の見当がつかず、まず自由に語ってもらいたいとき
アンケート 傾向を数で把握したいとき。人数は集まるが問い返せない

現場に出向いて利用者の行動をその場で観察するフィールドワークも、 本人が言葉にできない習慣を見つけるために組み合わせて使われます。

試験での見分け方

問題文に「あらかじめ質問項目を用意」「回答に応じて追加で質問」の両方が出てきたら 半構造化です。片方しかなければ、前者だけなら構造化、後者だけなら非構造化と判断できます。

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