デザインのアプローチ

利用者を起点にサービスや製品を考えるデザインの考え方と、調べる・構想する・試作する・評価するための手法を扱う中分類です。手法が多いので、「どの段階で使うか」「何を形にして確かめるか」で見分けられるようにするのが近道です。

ビジネス変革・収録 21問・項目 5/5

演習を始める(10問)

問題

  1. ペルソナ新しいサービスの企画チームが、利用者調査の結果をもとにペルソナを作ることにした。ペルソナの説明として、最も適切なものは…
  2. 半構造化インタビュー家計簿アプリの企画で、利用者がお金の管理で何に困っているかを聞き取ることにした。尋ねる項目はあらかじめ用意しておくが、…
  3. サービスブループリント新しいサービスの構想をまとめる段階で用いる、サービスブループリントの説明として最も適切なものはどれか。
  4. デスクトップウォークスルー新しい店舗サービスの構想段階で、費用と時間をかけずに、受付から商品の受取までの流れに無理がないかを確かめたい。デスクト…
  5. ユーザビリティテスト設計した申込み画面の案について、ユーザビリティテストを行うことになった。この場で行うこととして、最も適切なものはどれか。
  6. UX通販アプリを運営する企業が、UXの向上を目的とした改善に取り組むことになった。UXの説明として、最も適切なものはどれか。
  7. 人間中心設計ある市が、住民向けのオンライン申請システムを人間中心設計の考え方で作り直すことにした。開発の進め方として、最も適切なも…
  8. サービスデザインある病院が、患者の受診体験を良くするためにサービスデザインの考え方を取り入れることにした。この考え方に沿った取組みとし…
  9. デザイン思考新規事業の検討チームが、デザイン思考を取り入れて進めることにした。デザイン思考の説明として、最も適切なものはどれか。
  10. ユーザーニーズ調査社内で使う経費精算システムを作り直すことになり、企画チームはまずユーザーニーズ調査を行うことにした。この調査の目的とし…
  11. アンケート市が運営する施設予約サイトの改善に向けて、選択式の設問を用意し、利用者3,000人にアンケートを実施した。この方法で把…
  12. フィールドワーク飲食店向けの注文入力アプリについて、店員に尋ねると「特に不便はない」という答えが多いのに、実際には紙の伝票の併用が続い…
  13. 親和図学習アプリの利用者調査で聞き取った発言を、1件ずつ付箋に書き出したところ200枚を超え、そのままでは論点が見えない。親…
  14. カスタマージャーニーマップアプリで貸出を受け付けるレンタサイクル事業者が、利用者への調査をもとにカスタマージャーニーマップを作成した。この図から…
  15. 構造化シナリオ法社内の申請アプリを作り直すチームが、早く形にしたいと画面案から描き始めた結果、その機能が何のために要るのかを説明できな…
  16. ブレインストーミング商品企画の会議で、参加者から新商品の案をできるだけ多く引き出したい。ブレインストーミングの進め方として、最も適切なもの…
  17. サービスプロトタイプ新設する図書館の貸出サービスについて、机上の模型を動かして流れの筋を確かめる段階を終えた。次は、より本番に近い形でサー…
  18. デザインプロトタイプ家計簿アプリの企画チームが、開発に入る前に画面の並びや操作の分かりやすさを確かめたい。デザインプロトタイプとして行うこ…
  19. ビジュアル表現新サービスの構想を社内の企画会議で共有する場面で用いる、ビジュアル表現の説明として最も適切なものはどれか。
  20. ストーリーテリング育児中の親向けアプリの企画を役員に説明したが、機能の一覧を読み上げても必要性が伝わらなかった。次回はストーリーテリング…
  21. プレゼンテーション手法まとめた窓口業務システムの案を、来週は投資の可否を決める経営会議で、翌週は実際に使う窓口担当者に説明する。プレゼンテー…

取り違えやすい用語

UX と ユーザビリティ

用語どこまでを含むか
UX(ユーザーエクスペリエンス)知る・選ぶ・使う・使ったあとまでの、体験の全体
ユーザビリティ使いやすさ。UXの一部にあたる

デザイン思考 と 人間中心設計

用語何を目指す枠組みか
デザイン思考何を作るべきかを、観察と試作を繰り返して探る
人間中心設計試作を利用者に評価してもらい、その結果を要求事項に戻す流れを繰り返して、設計を利用者に合わせていく

カスタマージャーニーマップ と サービスブループリント

用語どこまで描くか
カスタマージャーニーマップ段階ごとの利用者の行動・思考・感情の起伏を描く
サービスブループリント利用者に見えない業務や仕組みまで、利用者の行動と対応づけて描く

構造化・半構造化・非構造化インタビュー

用語質問をどこまで決めておくか
構造化インタビュー質問と順番を決めておき、誰にも同じように聞く
半構造化インタビュー質問の項目は用意しつつ、答えに応じて掘り下げる
非構造化インタビュー項目を決めずに、自由に話してもらう

デスクトップウォークスルー・サービスプロトタイプ・デザインプロトタイプ

用語何を使って、何を試すか
デスクトップウォークスルー机の上の模型と人形で、サービスの流れを演じて確かめる
サービスプロトタイプ仮の場所と人をそろえ、受付から終わりまで通しで演じて確かめる
デザインプロトタイプ紙やクリックだけの模型で、画面の並びや操作感を、作り込む前に試す

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、ビジネス分野の大分類「ビジネス変革」の中分類6に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)には、デザインのアプローチをまとめて扱う分類はなく、用語がいくつもの分類に散らばっていました。

用語 現行シラバスでの主な置き場所
デザイン思考、ペルソナ ストラテジ系「技術戦略マネジメント」の「技術開発戦略の立案・技術開発計画」
UX、カスタマージャーニーマップ ストラテジ系「経営戦略マネジメント」の「マーケティング」
アンケート、インタビュー、フィールドワーク、親和図 ストラテジ系「企業活動」の「業務分析・データ利活用」
人間中心設計 テクノロジ系「情報デザイン」の「インタフェース設計」
構造化シナリオ法 テクノロジ系「情報デザイン」の「情報デザイン」

現行試験の過去問で対策する場合は、これらの場所を探すと、この中分類に近い問題が見つかります。

一方で、サービスデザイン、サービスブループリント、プロトタイプの手法(デスクトップウォークスルーなど)、ユーザビリティテスト、ストーリーテリングは、現行のシラバスには載っていなかった用語です。これらは過去問では対策しにくい範囲です。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

デザインのアプローチ
  • デザインのアプローチに関する考え方・方法論5問
デザインプロセスマネジメント
  • 顧客理解・ユーザー理解5問
  • 仮説・構想の手法4問
  • プロトタイプの手法3問
  • 評価の手法4問

ビジネスのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。