表計算ソフトで、商品ごとの税抜価格に消費税率を掛けて税込価格を求める表を作る。 消費税率は表の外にある一つのセルに入力してあり、税抜価格は商品ごとに行が 分かれている。先頭の行に作った数式を下の行へコピーしても正しく計算される ようにする方法はどれか。
正解:エ
ア税抜価格のセルを絶対参照、消費税率のセルを絶対参照にする
誤り。税抜価格まで固定すると、下の行へコピーしても先頭の行の税抜価格を 参照し続けます。どの行も同じ金額になってしまい、商品ごとの計算に なりません。行ごとに変わる値は固定してはいけません。
イ税抜価格のセルを相対参照、消費税率のセルを相対参照にする
誤り。税抜価格は正しくずれますが、消費税率の参照まで一緒に下へずれます。 2行目では税率のセルの一つ下、3行目ではさらに下を見にいき、 何も入っていない空のセルを参照してしまいます。
ウ税抜価格のセルを絶対参照、消費税率のセルを相対参照にする
誤り。固定すべきものと動かすべきものが入れ替わっています。 税抜価格は先頭の行のまま動かず、税率の参照だけが下へずれるため、 二重に誤った結果になります。
エ税抜価格のセルを相対参照、消費税率のセルを絶対参照にする
正解。行ごとに変わる税抜価格は相対参照でずらし、どの行からも同じ場所を 見たい消費税率は絶対参照で固定します。これで数式を一度作れば、 下へコピーするだけで全行が計算できます。
コピーしたときに「ついてくる」か「動かないか」
表計算ソフトの数式をコピーすると、参照しているセルの扱いが2通りに分かれます。
- 相対参照 — 数式のある位置から見た方向と距離で覚えている。 数式を1行下へコピーすると、参照先も1行下へずれる
- 絶対参照 — 場所そのもので覚えている。 どこへコピーしても、同じセルを見続ける
行や列を表す記号の前に $ を付けると絶対参照になります。
B3 は相対参照、$B$3 は絶対参照です。
この表ではどちらを使うか
判断の基準は「行ごとに変わる値かどうか」の一点です。
| 参照するもの | 行ごとに変わるか | 使う参照 |
|---|---|---|
| 税抜価格 | 商品ごとに変わる | 相対参照 |
| 消費税率 | どの行でも同じ一つのセル | 絶対参照 |
ずれてほしいものは相対参照、ずれては困るものは絶対参照。 この対応さえ押さえれば、セル番地を一つずつ追いかけなくても答えは決まります。
なお、$B3 や B$3 のように片方だけ固定する書き方は複合参照と呼びます。
表を縦にも横にもコピーするときに使いますが、
まずは相対参照と絶対参照の2つを確実に区別してください。