タブレットの地図アプリで、画面に触れた指を離さずに一定の方向へなぞり、 指の動きに合わせて表示位置を少しずつずらしたい。 この操作を表す用語はどれか。
正解:イ
アタップ。画面を指先で軽く1回たたき、対象の選択や実行を指示する。
誤り。タップは画面に触れてすぐ離す操作で、ボタンを押す動作に当たります。 触れた点を指し示すだけなので、指を動かして表示をずらす用途には使えません。 2回続けるダブルタップは拡大などに割り当てられます。
イスワイプ。画面に触れた指を離さずになぞり、その動きに表示を追従させる。
正解。指を接したまま滑らせる操作なので、動かした分だけ表示が動きます。 止めたい位置で指を止められるため、地図を少しずつずらす操作に向きます。
ウフリック。画面に触れた指をはじくように短く払い、勢いよく動かす。
誤り。フリックは指を払ってすぐ離す操作で、払った勢いに応じて画面が 流れます。素早く読み飛ばすには便利ですが、止まる位置は勢い次第で、 指の動きに合わせて少しずつずらす操作にはなりません。
エピンチ。2本の指で画面に触れ、指の間隔を広げたり狭めたりする。
誤り。ピンチは2本指の間隔を変えて拡大・縮小を指示する操作です。 複数の指を同時に認識するマルチタッチならではの操作ですが、 変わるのは表示の大きさであって、表示する位置ではありません。
「なぞる」か「はじく」かで名前が変わる
スマートフォンやタブレットは、画面に触れた指の位置と動きを読み取って 命令として受け取ります。これがマルチタッチインタフェースで、 複数の指を同時に認識できるところが従来のタッチパネルとの違いです。
紛らわしいのがスワイプとフリックです。どちらも指を横や縦に動かしますが、
- スワイプ: 画面に付けたままなぞる。動かした分だけ表示が動き、指を止めれば止まる
- フリック: 短くはじいて離す。払った勢いで表示が流れ、惰性で進んでから止まる
地図を少しずつずらしたいなら前者、一覧を一気に読み飛ばしたいなら後者、 という使い分けになります。
代表的な操作
| 操作 | 指の動き |
|---|---|
| タップ | 1回たたく(選択・実行) |
| スワイプ | 触れたままなぞる(表示位置を動かす) |
| フリック | はじくように払う(勢いよく送る) |
| ピンチ | 2本指の間隔を変える(拡大・縮小) |
| ロングプレス | 触れたまま長く押す(メニュー表示など) |
指の本数と、離すタイミングの2点に注目すると見分けられます。 なお、手や指の動きそのものを命令として読み取る方式はジェスチャーインタフェースと 呼ばれ、カメラやセンサーで機器に触れずに動きを読む方式もここに含まれます。