情報デザイン・情報メディアデジタルメディア技術★★☆

画像データの形式に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. JPEGは背景を透明にできるので、ロゴを別の画像に重ねる用途に向く。

    誤り。JPEGは透明の部分を持てないため、重ねると背景が四角く残ります。 色数の多い写真を小さいファイルで扱える形式で、デジタルカメラの記録に 広く使われますが、保存すると元の画質には戻せません。

  2. GIFは色数の多い写真を、滑らかな階調を保ったまま記録する用途に向く。

    誤り。GIFは扱える色数が限られており、写真のような細かい階調は縞状に なりがちです。向くのは色数の少ないイラストや図で、複数のコマを1つの ファイルに収めて動く画像を作れる点が特徴です。

  3. BMPは点の集まりではなく、点と線の位置や式の形でデータを持つ。

    誤り。これはベクターデータの説明です。BMPは画面を細かい点に区切り、 点ごとの色を並べて記録するラスターデータ(ビットマップデータ)で、 素直な作りのぶんファイルは大きくなります。

  4. PNGは背景を透明にでき、元の画質を保ったまま記録することができる。

    正解。透明の指定ができ、記録しても元の画質が失われないため、 背景の色が決まっていないWebページに図やロゴを置く用途に向きます。

形式ごとに「得意な絵」が違う

画像の形式はどれも同じように見えますが、 何を記録するのが得意かがはっきり分かれています。

  • JPEG: 写真向き。色数の多い絵を小さく扱えるが、元の画質には戻せない
  • GIF: 色数の少ないイラスト向き。複数コマで動く画像を作れる
  • PNG: 図やロゴ向き。透明を扱え、元の画質を保ったまま記録できる
  • BMP: 点の色をそのまま並べる素直な形式。ファイルは大きい

Webページに置くロゴのように、背景の色が場所によって変わるものは、 透明を扱えるかどうかが決め手になります。

ラスターとベクターという別の切り口

上の4つは、いずれも画像を細かい点(画素)の集まりとして持つ ラスターデータです。これに対して、点と線の位置や式として形を持つのが ベクターデータで、拡大しても輪郭がぎざぎざになりません。 形式名を覚えるだけでなく、この2つの持ち方の違いも押さえておいてください。

混同しやすいものとの違い

形式 得意なもの/注意点
PNG 図・ロゴ。透明が扱え、画質を保ったまま記録できる
JPEG 写真。透明は扱えず、元の画質には戻せない
GIF 色数の少ないイラスト。動く画像を作れる
BMP 点の色を並べる形式。ファイルが大きい

「写真か図か」「透明が要るか」の2点を確かめると、形式は自然に絞り込めます。

次の問題へ