プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメント★☆☆

プロジェクトの説明として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 同じ手順を毎日繰り返し、決められた品質の製品やサービスを提供し続ける活動である。

    誤り。これは定常業務(ルーチンワーク)の説明です。終わりを決めずに同じことを 繰り返す点が、期限をもって一度きりで終わるプロジェクトとちょうど逆になります。 終わりが定められているかどうかが見分け方です。

  2. 達成すべき目的があり、開始と終了を定めた期間の中で独自の成果物を作り出す活動である。

    正解。プロジェクトには「有期性」(始まりと終わりがある)と「独自性」 (生み出す成果物が毎回固有のもの)という二つの特徴があります。 この二つが揃っているものがプロジェクトです。

  3. 限られた資源の中で目標を達成できるよう、計画を立てて実行と監視を行う管理活動である。

    誤り。これはプロジェクトマネジメントの説明です。プロジェクトが「取り組みそのもの」 であるのに対し、プロジェクトマネジメントはそれを成功させるための管理の営みを 指します。管理される側と管理する側の違いです。

  4. 完成したシステムを安定して稼働させ、利用者からの問合せに応じ続ける活動である。

    誤り。これはシステムの運用にあたる活動です。プロジェクトが作った成果物を 引き継ぎ、終わりを決めずに使える状態を保ち続けるもので、期限が定められている プロジェクトとは切り分けて考えます。

「いつか終わる」「毎回ちがう」

パン屋が毎朝同じ食パンを焼くのは、終わりのない繰り返しの仕事です。一方、同じ パン屋が「来春に二号店を開く」と決めて動き出したら、それはプロジェクトです。 開店日という終わりがあり、二号店は世界に一つしかない成果物だからです。

二つの特徴で判別する

  • 有期性 — 開始と終了が定められている。目的を達成すれば解散する
  • 独自性 — 作り出す成果物が固有で、まったく同じものの繰り返しではない

この二つのどちらかが欠けると、プロジェクトとは呼びません。毎月の給与計算は 終わりがなく(有期性なし)、同じ製品を作り続ける量産は成果物が固有ではありません (独自性なし)。どちらも大事な仕事ですが、定常業務として扱います。

プロジェクトは目的を達成したら解散する集まりなので、そのつど必要な人を集めて チームを組みます。所属部署をまたいで人が集まるのはこのためです。

混同しやすいものとの違い

用語 何を指すか
プロジェクト 期限をもち、固有の成果物を作り出す活動そのもの
定常業務 終わりを決めず、同じ内容を繰り返す業務
プロジェクトマネジメント プロジェクトを成功させるための計画・実行・監視
運用 完成した成果物を、稼働させ続ける活動

試験では「繰り返し」「継続して」という言葉が出たら定常業務、「〜までに」 「新しい」という言葉が出たらプロジェクト、と当たりを付けられます。

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