正解:ア
各選択肢の解説
アバックアップを取る。
正解。第4.0版では「バックアップを取ろう!」が加わり、5か条が6か条になりました。 ランサムウェアなどで業務のデータが使えなくなっても、復元できるようにしておくための項目です。
イOSやソフトウェアを常に最新の状態にする。
誤り。これは第3.1版までの5か条にも含まれていた項目です。脆弱性を修正する 更新プログラムを適用する、最も基本の対策として以前から挙げられています。 新しく加わったものではありません。
ウ外部から内部ネットワークへの不要な通信を遮断する。
誤り。これは第4.0版で「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」に加わった診断項目です。 同じ改訂で増えたので混同しやすいですが、6か条ではなく自社診断の側の追加です。
エ脅威や攻撃の手口を知る。
誤り。これは第3.1版までの5か条にも含まれていた項目です。IPAなどが発信する 手口の情報を知り、だまされない備えをする対策で、以前から挙げられています。
理解を深めるために
第4.0版で「5か条」が「6か条」になった
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」は、IPAが中小企業向けに示す手引きで、 経営者編と実践編で構成されています。第4.0版は2026年3月に公開されました。 その中の「情報セキュリティ5か条」は、規模を問わずまず取り組むべき基本の対策をまとめたもので、 第4.0版で**「バックアップを取ろう!」**が加わり、6か条になりました。 家の防犯にたとえると、鍵をかける・窓を閉めるといった「入られない」対策に、 「入られても大事な物を失わない」備えが加わった形です。
5か条から引き継いだ項目と、追加された項目
- 以前からの5項目: OSやソフトウェアを最新の状態にする/ウイルス対策ソフトを導入する/パスワードを強化する/共有設定を見直す/脅威や攻撃の手口を知る
- 第4.0版で追加: バックアップを取る
同じ改訂で「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」にも、外部から内部ネットワークへの不要な通信の遮断と、 ウェブサイトの安全な運用の2項目が加わっています。こちらは6か条ではなく自社診断の項目です。 SECURITY ACTION の一つ星も、この6か条に取り組むことを宣言する内容に変わりました。
混同しやすいものとの違い
| 項目 | 位置づけ |
|---|---|
| バックアップを取る | 第4.0版で6か条に追加 |
| OSやソフトウェアを最新の状態にする | 5か条からある項目 |
| 脅威や攻撃の手口を知る | 5か条からある項目 |
| 外部から内部ネットワークへの不要な通信を遮断する | 第4.0版で自社診断に追加(6か条ではない) |
古い資料で「5か条」と覚えていると、追加された項目を答えられません。 6か条の追加はバックアップ、自社診断の追加は通信の遮断とウェブサイトの運用、と分けて覚えてください。