正解:エ
各選択肢の解説
ア設定すれば入力データは事業者に送られず、手元の端末の中だけで処理されるので、入力してよい。
誤り。外部のサービスでは、入力した内容は処理のために事業者のサーバへ送られます。 停止できるのは送った後の使い道で、送信そのものではありません。どこで処理されるかと、何に使われるかは別です。
イ設定すれば入力データは処理後すぐに事業者の側から消去されるので、入力してよい。
誤り。学習への利用を止めることと、保存しないことは別の約束です。不正利用の監視などのために 一定期間保存するサービスもあるので、消去の扱いは規約の別の箇所で確かめる必要があります。
ウ規約に秘密保持の条項があれば、設定をしなくても学習には使われないので、入力してよい。
誤り。秘密保持の条項は第三者への開示を制限するもので、事業者自身がサービス改善に使うことまで 禁じるとは限りません。この規約は改善への利用を明記しているので、設定しなければ使われる前提で考えます。
エ設定で止まるのは改善への利用で、保存期間などは規約の別の定めによるため、それも確かめて判断する。
正解。AIサービスのオプトアウトポリシーが止めるのは、入力データを学習などに使うことです。 保存期間や事業者による確認の扱いは別に定められるので、両方を確かめてから社外秘の入力可否を決めます。
理解を深めるために
オプトアウトは「使い道」を断る設定で、「預けない」設定ではない
クリーニング店に「お預かりした服を店頭見本に使うことがあります。お断りもできます」と書いてあったとします。 断れば見本には使われませんが、服を店に預けることには変わりなく、何日保管されるかは別の決まりです。 AIサービスのオプトアウトポリシーも同じで、入力データを学習などに使うことを断るものです。
なぜ設定だけで入力可否を決められないのか
外部の生成AIサービスでは、入力した文章は事業者のサーバに送られて処理されます。 オプトアウトをしても、次の点は規約の別の定めによります。
- 入力データや会話の履歴を、どれだけの期間保存するか
- 不正利用の監視などのために、事業者が内容を確認することがあるか
- 法人向けの契約で、保存や利用の条件が変わるか
社外秘を入力してよいかは、学習に使われないことに加えて、 保存と確認の扱いが自社の情報の取扱いの基準に合うかで判断します。
混同しやすいものとの違い
| 誤解・用語 | 実際に約束していること |
|---|---|
| オプトアウト(学習利用の停止) | 入力データを改善・学習に使わない |
| 「端末の中だけで処理される」 | 外部サービスでは事業者のサーバで処理される |
| 「すぐに消去される」 | 保存期間は別の定め。監視のために保存されることもある |
| 秘密保持の条項 | 第三者への開示の制限。事業者自身の利用までは禁じるとは限らない |
試験では、オプトアウトが「何を止める設定か」を一言で言えるかが問われます。 止まるのは使い道で、送信や保存まで止まるとは読まないことです。