問題 35★★☆

通販サイトに載せる商品写真が、逆光のため暗く写り、背景には電線も写り込んでいた。 撮影済みのこの写真を画像編集ソフトウェアで明るく補正し、電線を消して仕上げる 作業を表す用語はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アレンダリング

    誤り。レンダリングは3DCGなどで、形状や光源のデータから計算して画像を生成する処理です。 どちらも画像を作る工程に出てくる言葉ですが、撮影済みの写真を直すのではなく、 データから新しく絵を描き出す点が違います。

  2. イモーフィング

    誤り。モーフィングは、ある画像から別の画像へ形が少しずつ変わっていく様子を 中間の絵で補って見せる映像技法です。画像を加工する点は共通しますが、 目的は変化の演出であり、1枚の写真の補正や修整ではありません。

  3. ウトリミング

    誤り。トリミングは写真の外周を切り落として必要な範囲だけを残す操作です。 電線が端に写っていれば切り落とせる場合もありますが、写真全体の明るさを 補正することはできません。範囲を変えるか中身を直すかで区別します。

  4. エフォトレタッチ

    正解。フォトレタッチは撮影済みの写真の明るさや色合いを補正したり、 不要な写り込みを消したりして見栄えを整える作業です。

理解を深めるために

撮った写真を「手直し」する

フォトレタッチは、撮影済みの写真に手を入れて仕上げる作業の総称です。 retouch は「修整する、手直しする」という意味で、 写真館が証明写真の顔色を整えるのも、商品写真の写り込みを消すのもレタッチにあたります。

主な作業は次のとおりです。

  • 明るさ・コントラストの補正(暗い写真を明るくする)
  • 色合いの補正(照明で緑がかった色を自然な色に戻す)
  • 不要物の除去(電線、ほこり、しみを周囲の色でなじませて消す)

いずれも、元になる写真があって、それを良く見せるための作業です。

「元の写真があるかどうか」で見分ける

画像・映像の処理を表す用語は、何を材料に何を作るかで整理できます。 レンダリングは写真ではなく立体の形状や光の設定から絵を計算して生み出す処理で、 モーフィングは2枚の画像の間の変化を見せる演出です。 1枚の撮影済み写真の見栄えを直すのはフォトレタッチです。

混同しやすい用語との違い

用語 何をするか
フォトレタッチ 撮影済みの写真の明るさ・色を補正し、不要物を消す
レンダリング 形状・光源のデータから計算して画像を生成する
モーフィング ある画像から別の画像へ徐々に変形させて見せる
トリミング 写真の外周を切り落として範囲を絞る

「補正」「修整」「写り込みを消す」という言葉がそろったらフォトレタッチです。

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