問題 38★★☆

社内のPCからのWeb閲覧の要求をいったん受け取り、PCの代わりに外部のWebサーバへ アクセスして結果を返す仕組みを導入した。取得したページを一時保存しておき、 同じ要求には保存分を返すこともできる。この仕組みはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アNAT

    誤り。NATは通信のIPアドレスをプライベートからグローバルに書き換えて通す仕組みです。 社内と外部の境目で働く点は同じですが、Webページを代わりに取りに行ったり、 一時保存して返したりはしません。

  2. イファイアウォール

    誤り。ファイアウォールは、決められた規則に合わない通信を境界で遮断する仕組みです。 通信を通すか止めるかを判断するだけで、PCの代わりにWebサーバへアクセスしたり、 取得したページを保存したりはしません。

  3. ウルータ

    誤り。ルータは異なるネットワークの間で、宛先に応じてデータの転送経路を選ぶ装置です。 データをそのまま中継するだけで、Webの要求を代わりに行ったり、 ページの中身を保存したりはしません。

  4. エプロキシサーバ

    正解。プロキシは「代理」の意味で、PCの代わりに外部のWebサーバへアクセスします。 取得したページを保存して同じ要求に返すことで、表示を速くする効果もあります。

理解を深めるために

社員の代わりに買い物に行く「代理人」

プロキシ(proxy)は「代理」という意味です。社内のPCが直接Webサイトを見に行くのではなく、 プロキシサーバが代わりに取りに行き、結果をPCに渡します。

会社の備品を社員がそれぞれ店で買うのではなく、総務部がまとめて買いに行くようなものです。 総務部を通すので、誰が何を頼んだかが記録に残り、会社として認めない店での買い物は 断ることもできます。

プロキシサーバでできること

外部との通信がすべてプロキシサーバを通るので、次のような使い方ができます。

  • キャッシュ — 取得したページを一時保存し、同じ要求には保存分を返して表示を速くする
  • アクセスの記録 — どのPCがどのサイトを閲覧したかを残す
  • 閲覧の制限 — 業務に関係のないサイトや危険なサイトへのアクセスを止める
  • 社内の隠蔽 — 外部のWebサーバから見えるのはプロキシサーバだけになる

混同しやすいものとの違い

用語 役割
プロキシサーバ PCの代わりに外部のWebサーバへアクセスする
NAT IPアドレスを書き換えて通信を通す
ファイアウォール 規則に合わない通信を境界で遮断する
ルータ ネットワーク間でデータの転送経路を選ぶ

どれも社内と外部の境目に置かれるため混同しやすいのですが、「代わりにアクセスする」 「ページを一時保存する」という表現が出たらプロキシサーバです。

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