問題 39★★★

社内LANのPCに設定する項目の一つに「デフォルトゲートウェイ」がある。 PCが自分と異なるネットワーク(インターネットなど)宛てのデータを送り出す際の 出口として指定するものである。ここに通常指定する機器はどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. アPCがケーブルで直接つながっているスイッチングハブ

    誤り。スイッチングハブはPCに最も近い機器ですが、同じネットワークの中で 宛先の端末へデータを届けるだけです。異なるネットワークへデータを送り出す 働きはないため、外への出口にはなりません。

  2. イ社内LANとインターネットの間に置かれたルータ

    正解。ルータは異なるネットワークどうしをつなぐ装置です。PCは、自分のネットワーク 以外が宛先のデータをすべてルータに預け、先の転送を任せます。

  3. ウPCにIPアドレスを自動で割り当てるDHCPサーバ

    誤り。DHCPサーバは、IPアドレスとあわせてデフォルトゲートウェイの値もPCに配ることが できます。ただし設定値を配るだけで、DHCPサーバ自身がデータを外へ中継する出口に なるわけではありません。

  4. エドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバ

    誤り。DNSサーバもPCのネットワーク設定で指定する項目ですが、役割は名前から IPアドレスを調べることです。宛先がわかった後に、データを実際に外へ送り出す 出口はルータが担います。

理解を深めるために

社外あての郵便は、まとめて受付に預ける

社内の人に書類を届けるなら、自分で相手の席まで持っていけます。 しかし社外あての郵便は、自分で配達せずに受付の郵便窓口へ預けます。 デフォルトゲートウェイは、この「社外あては全部ここに預ける」という窓口の指定です。 そして、その窓口の役を務めるのがルータです。

PCはどうやって出口を使い分けるのか

PCはデータを送るたびに、宛先が自分と同じネットワークかどうかを IPアドレスとサブネットマスクから判断します。

  • 同じネットワーク — スイッチングハブを通して、宛先の端末へ直接届ける
  • 異なるネットワーク — デフォルトゲートウェイに指定したルータに預ける

預かったルータは、宛先に向けて次にどこへ送るかを選んで転送します。 デフォルトゲートウェイの設定が誤っていると、社内の機器とは通信できるのに インターネットにだけつながらない、という症状になります。

混同しやすいものとの違い

機器 PCの設定・通信との関わり
ルータ デフォルトゲートウェイ。異なるネットワークへの出口になる
スイッチングハブ PCが直接つながる。同じネットワーク内で宛先に届ける
DHCPサーバ IPアドレスやデフォルトゲートウェイの値をPCに配る
DNSサーバ ドメイン名からIPアドレスを調べる

どれもPCのネットワーク設定に関わりますが、データを外へ送り出す出口になるのはルータだけです。 「設定を配る」「名前を調べる」「近くでつなぐ」と役割を分けて覚えましょう。

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