正解:イ
各選択肢の解説
アPCがケーブルで直接つながっているスイッチングハブ
誤り。スイッチングハブはPCに最も近い機器ですが、同じネットワークの中で 宛先の端末へデータを届けるだけです。異なるネットワークへデータを送り出す 働きはないため、外への出口にはなりません。
イ社内LANとインターネットの間に置かれたルータ
正解。ルータは異なるネットワークどうしをつなぐ装置です。PCは、自分のネットワーク 以外が宛先のデータをすべてルータに預け、先の転送を任せます。
ウPCにIPアドレスを自動で割り当てるDHCPサーバ
誤り。DHCPサーバは、IPアドレスとあわせてデフォルトゲートウェイの値もPCに配ることが できます。ただし設定値を配るだけで、DHCPサーバ自身がデータを外へ中継する出口に なるわけではありません。
エドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバ
誤り。DNSサーバもPCのネットワーク設定で指定する項目ですが、役割は名前から IPアドレスを調べることです。宛先がわかった後に、データを実際に外へ送り出す 出口はルータが担います。
理解を深めるために
社外あての郵便は、まとめて受付に預ける
社内の人に書類を届けるなら、自分で相手の席まで持っていけます。 しかし社外あての郵便は、自分で配達せずに受付の郵便窓口へ預けます。 デフォルトゲートウェイは、この「社外あては全部ここに預ける」という窓口の指定です。 そして、その窓口の役を務めるのがルータです。
PCはどうやって出口を使い分けるのか
PCはデータを送るたびに、宛先が自分と同じネットワークかどうかを IPアドレスとサブネットマスクから判断します。
- 同じネットワーク — スイッチングハブを通して、宛先の端末へ直接届ける
- 異なるネットワーク — デフォルトゲートウェイに指定したルータに預ける
預かったルータは、宛先に向けて次にどこへ送るかを選んで転送します。 デフォルトゲートウェイの設定が誤っていると、社内の機器とは通信できるのに インターネットにだけつながらない、という症状になります。
混同しやすいものとの違い
| 機器 | PCの設定・通信との関わり |
|---|---|
| ルータ | デフォルトゲートウェイ。異なるネットワークへの出口になる |
| スイッチングハブ | PCが直接つながる。同じネットワーク内で宛先に届ける |
| DHCPサーバ | IPアドレスやデフォルトゲートウェイの値をPCに配る |
| DNSサーバ | ドメイン名からIPアドレスを調べる |
どれもPCのネットワーク設定に関わりますが、データを外へ送り出す出口になるのはルータだけです。 「設定を配る」「名前を調べる」「近くでつなぐ」と役割を分けて覚えましょう。