問題 15★☆☆

ある通信販売会社が、ディープラーニングを使った仕組みを業務に取り入れた。 次のうち、自然言語処理モデルを活用した例として最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア配達完了時に撮影した写真から、荷物が玄関前に正しく置かれているかを判別する。

    誤り。これは画像認識モデルの活用例です。写真に何が写っていて、どこにあるかを 判別しています。業務の記録に使う点では同じでも、入力が文章ではなく画像なので、 自然言語処理モデルの出番ではありません。

  2. イ電話の音声から声の特徴を読み取り、話している人が登録済みの会員本人かを確かめる。

    誤り。これは音声処理モデルの活用例です。話の内容ではなく声そのものの特徴を 手掛かりにしています。電話の応対という言葉のやり取りの場面なので自然言語処理と 混同しやすいですが、扱っているのは音です。

  3. ウ梱包機械に付けた振動センサーの数値から、故障の前触れとなるいつもと違う揺れを検知する。

    誤り。これはセンサーが時間を追って記録した数値の並びから、普段と違う動きを 見つける異常検知の例です。文章も画像も音声も扱わないため、 自然言語処理・画像認識・音声処理のいずれにも当たりません。

  4. エ問合せメールの本文から、注文番号や希望する配送日を読み取って受付台帳に記録する。

    正解。人が書いた文章を解析し、どこが注文番号でどこが日付かを読み取っています。 文章の意味や構造を扱うのが自然言語処理で、要約・翻訳・分類・情報の抜き出しなどに 使われます。

理解を深めるために

入力が「文章」かどうかで見分ける

自然言語処理とは、人が日常で使う言葉(日本語や英語など)で書かれた文章を、 コンピュータが解析・変換・生成する技術です。 メールの本文、商品レビュー、議事録など、入力が文章であれば自然言語処理の出番です。

今回の正解は、問合せメールという文章から「注文番号」「希望配送日」といった項目を 読み取る処理です。「どの部分が日付か」を判断するには、文の構造や意味をとらえる必要があります。

自然言語処理モデルが使われる代表的な場面

  • 文章の要約、機械翻訳
  • 問合せやレビューの分類(内容別、好意的か否定的か など)
  • 文章からの情報の抜き出し
  • 質問への回答文の作成

応用分野の対応表

活用例 扱うデータ 当てはまるモデル
メール本文から注文番号を読み取る 文章 自然言語処理モデル
写真から荷物の置き場所を判別する 画像 画像認識モデル
声の特徴から本人かを確かめる 音声 音声処理モデル
振動の数値から故障の前触れを検知する センサーの数値 異常検知(上の三つには当たらない)

場面の説明に惑わされず、モデルに何が入力されているかを確かめると迷いません。 電話の問題のように「言葉のやり取り」の場面でも、扱っているのが音なら音声処理です。

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