正解:エ
各選択肢の解説
アデータレイク
誤り。データレイクは、加工する前のデータを形式を問わずそのまま蓄える置き場です。 本問の置き場は、すでに整ったDWHから必要な分だけを取り出したものなので、 生データを受け止めるデータレイクとは流れの位置が逆です。
イデータウェアハウス(DWH)
誤り。DWHは、全社のデータを分析用に整えて統合し、時系列で蓄える基盤です。 本問ではDWHは「取り出し元」であり、そこから部門向けに絞って作ったものの名前を 問うています。範囲が全社か一部門かで区別します。
ウBIツール
誤り。BIツールは、蓄えたデータを集計してグラフやダッシュボードで見せるソフトウェアです。 営業部門が売上を見るときに使う点で結び付きやすいのですが、データの置き場ではなく、 置き場のデータを表示・分析する道具です。
エデータマート
正解。データマートは、DWHなどから特定の部門や目的に必要なデータだけを切り出した 小規模な置き場です。範囲を絞るぶん、利用者が目的のデータにすぐたどり着けます。
理解を深めるために
倉庫から、売り場の棚へ
データマートの「マート」は市場や小売店のことです。 全社のデータウェアハウス(DWH)が大きな倉庫だとすれば、データマートは その中から「営業部門が毎日使う商品」だけを選んで並べた、部門専用の売り場にあたります。 倉庫の中を毎回探し回らなくても、必要なものがすぐ手に取れるようになります。
なぜ切り出すのか
DWHは全社分のデータを持つので、項目も量も膨大です。部門ごとに使うデータは限られているため、 あらかじめ切り出しておくと次の利点があります。
- 利用者が項目を探す手間が減り、使い方が分かりやすくなる
- 対象が小さいので集計が速い
- 部門に関係のないデータを見せずに済む
データの流れで言えば、データレイク(生データ)→ DWH(整えて統合)→ データマート(用途別に切り出し) の順で、後ろに行くほど範囲が絞られ、すぐ使える形になります。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| データマート | DWHなどから、特定の部門・用途に必要な部分だけを切り出した置き場 |
| データウェアハウス(DWH) | 全社のデータを分析用に整えて統合し、時系列で蓄える |
| データレイク | 形式を問わず、生のデータをそのまま蓄える |
| BIツール | 蓄えたデータを集計・可視化して見せるソフトウェア(置き場ではない) |
「特定の部門向け」「必要な部分だけ」とあればデータマートです。 置き場を問われているのか、置き場のデータを使う道具を問われているのかも確認しましょう。