正解:ウ
各選択肢の解説
アデータ蓄積
誤り。データ蓄積は、各所で発生したデータを集めて基盤に貯めておく役割です。 本問では「集め終えた後」と書かれており、貯めたデータの中身を整える段階に 進んでいるので、蓄積そのものではありません。
イデータ分析
誤り。データ分析は、整ったデータを集計・比較して、売れ筋や傾向などを見いだす役割です。 書き方の統一や欠損の補完は、分析を正しく行うための下準備であり、 その後に来る工程です。
ウデータ加工
正解。表記の統一や欠損値の補完のように、集めたデータを分析に使える形へ整えるのが データ加工です。ここを怠ると、同じ商品が別物として集計されるなど分析結果がゆがみます。
エデータ活用
誤り。データ活用は、分析で得た結果を発注量の見直しや販促の企画など、 実際の業務や意思決定に生かす役割です。データそのものに手を入れる作業ではなく、 4つの流れの最後に位置します。
理解を深めるために
材料を集めて、下ごしらえして、調理して、食卓に出す
データ基盤の4つの役割は、料理の流れに置き換えると順番がつかめます。
- 蓄積:材料を集めて冷蔵庫に入れる(データを集めて貯める)
- 加工:泥を落とし、切りそろえる(形式をそろえ、欠けや誤りを直す)
- 分析:調理する(集計・比較して傾向を見いだす)
- 活用:食卓に出して食べる(結果を業務や意思決定に生かす)
本問の「商品コードや日付の書き方の統一」「欠けている値の補完」は、下ごしらえにあたります。
なぜ加工が独立した役割なのか
複数の店舗やシステムから集めたデータは、そのままでは書き方がそろっていません。 ある店は日付を「2026/9/1」、別の店は「20260901」と記録しているかもしれません。 これを放置して分析すると、同じ日の売上が別の日として数えられてしまいます。 分析の正しさは加工の出来に左右されるため、蓄積と分析の間に独立した役割として置かれています。
4つの役割の並び
| 役割 | 中身 |
|---|---|
| データ蓄積 | 各所で発生したデータを集めて貯める |
| データ加工 | 表記の統一や欠損値の補完など、分析できる形に整える |
| データ分析 | 整ったデータを集計・比較して傾向や関係を見いだす |
| データ活用 | 分析結果を業務改善や意思決定に生かす |
問題文の作業が「データに手を入れているか」「データから何かを読み取っているか」 「結果を使って行動しているか」を見れば、どの役割か判別できます。