問題 22★★☆

データ基盤の役割を蓄積・加工・分析・活用の4つに分けるとき、全店舗のPOSデータを集め終えた後で、 店舗ごとに異なる商品コードや日付の書き方を統一し、欠けている値を補う作業はどれにあたるか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. アデータ蓄積

    誤り。データ蓄積は、各所で発生したデータを集めて基盤に貯めておく役割です。 本問では「集め終えた後」と書かれており、貯めたデータの中身を整える段階に 進んでいるので、蓄積そのものではありません。

  2. イデータ分析

    誤り。データ分析は、整ったデータを集計・比較して、売れ筋や傾向などを見いだす役割です。 書き方の統一や欠損の補完は、分析を正しく行うための下準備であり、 その後に来る工程です。

  3. ウデータ加工

    正解。表記の統一や欠損値の補完のように、集めたデータを分析に使える形へ整えるのが データ加工です。ここを怠ると、同じ商品が別物として集計されるなど分析結果がゆがみます。

  4. エデータ活用

    誤り。データ活用は、分析で得た結果を発注量の見直しや販促の企画など、 実際の業務や意思決定に生かす役割です。データそのものに手を入れる作業ではなく、 4つの流れの最後に位置します。

理解を深めるために

材料を集めて、下ごしらえして、調理して、食卓に出す

データ基盤の4つの役割は、料理の流れに置き換えると順番がつかめます。

  • 蓄積:材料を集めて冷蔵庫に入れる(データを集めて貯める)
  • 加工:泥を落とし、切りそろえる(形式をそろえ、欠けや誤りを直す)
  • 分析:調理する(集計・比較して傾向を見いだす)
  • 活用:食卓に出して食べる(結果を業務や意思決定に生かす)

本問の「商品コードや日付の書き方の統一」「欠けている値の補完」は、下ごしらえにあたります。

なぜ加工が独立した役割なのか

複数の店舗やシステムから集めたデータは、そのままでは書き方がそろっていません。 ある店は日付を「2026/9/1」、別の店は「20260901」と記録しているかもしれません。 これを放置して分析すると、同じ日の売上が別の日として数えられてしまいます。 分析の正しさは加工の出来に左右されるため、蓄積と分析の間に独立した役割として置かれています。

4つの役割の並び

役割 中身
データ蓄積 各所で発生したデータを集めて貯める
データ加工 表記の統一や欠損値の補完など、分析できる形に整える
データ分析 整ったデータを集計・比較して傾向や関係を見いだす
データ活用 分析結果を業務改善や意思決定に生かす

問題文の作業が「データに手を入れているか」「データから何かを読み取っているか」 「結果を使って行動しているか」を見れば、どの役割か判別できます。

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