正解:ア
各選択肢の解説
ア2001:db8:10:2::1
正解。IPv6アドレスは128ビットを16ビットずつ16進数で書き、コロン(:)で区切ります。 0が続く部分は「::」と1か所だけ省略できるので、このように短く見えることがあります。
イ192.168.10.1
誤り。これはIPv4アドレスの表記です。32ビットを8ビットずつ10進数で書き、 ドット(.)で4つに区切ります。同じ「IPアドレス」でも、区切り記号が ドットかコロンかで見分けます。
ウ00-1A-2B-3C-4D-5E
誤り。これはMACアドレスの表記です。16進数を使う点はIPv6と似ていますが、 48ビットを2桁ずつハイフンなどで6つに区切ります。機器のネットワークカードに 固有の番号で、IPアドレスのように接続先によって変わるものではありません。
エwww.example.jp
誤り。これはドメイン名(ホスト名)です。人が覚えやすいように付けた名前で、 通信の際はDNSでIPアドレスに変換してから使います。数字ではなく文字の 並びで、ドットで区切られる点がIPアドレスとの違いです。
理解を深めるために
IPv6は「16進数をコロンで区切る」
ネットワークの設定画面には、似たような英数字の並びがいくつも出てきます。 見分ける手がかりは、使っている数字の種類と区切り記号です。 IPv6アドレスは、0〜9とa〜fの16進数を、コロン(:)で区切って書きます。
なぜそうなっているのか
IPv6アドレスは128ビットあり、IPv4(32ビット)の4倍の長さです。 IPv4と同じように10進数で書くと非常に長くなるため、次のように表します。
- 128ビットを16ビットずつ8つのブロックに分ける
- 各ブロックを4桁の16進数で書き、コロンで区切る
- ブロック先頭の0は省略できる(0db8 → db8)
- 0だけのブロックが続く部分は「::」にまとめられる(1つのアドレスで1か所だけ)
たとえば 2001:0db8:0010:0002:0000:0000:0000:0001 は、 省略すると 2001:db8:10:2::1 になります。なお 2001:db8 で始まるアドレスは、 説明や例示のために予約された範囲です。
混同しやすいものとの違い
| 表記 | 何の識別子か | 見分け方 |
|---|---|---|
| 2001:db8:10:2::1 | IPv6アドレス(128ビット) | 16進数・コロン区切り |
| 192.168.10.1 | IPv4アドレス(32ビット) | 10進数・ドットで4つに区切る |
| 00-1A-2B-3C-4D-5E | MACアドレス(48ビット) | 16進数2桁を6つ並べる |
| www.example.jp | ドメイン名 | 文字の並び・DNSでIPアドレスに変換 |
試験では、IPv4は32ビット・IPv6は128ビットという長さと、 それぞれの書き方をセットで覚えておくと、表記から種類を判別できます。