問題 14★★☆

マイナンバー制度における個人番号(マイナンバー)とマイナンバーカードの関係の説明として、 最も適切なものはどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. ア個人番号は、マイナンバーカードの交付を申請した人にだけ指定される番号である。

    誤り。番号の指定とカードの交付は別の手続です。個人番号は住民票のある人に自動的に 指定されるので、カードを持っていない人にも番号はあります。カードが手元にないと 番号も無いように感じますが、番号の有無はカードの申請とは関係ありません。

  2. イマイナンバーカードのICチップには、税や年金の記録そのものが保存されている。

    誤り。ICチップに入るのは番号・氏名・住所・生年月日・性別・顔写真と電子証明書で、 税額や年金の記録といった中身は入っていません。落とすと全情報が漏れると思われがち ですが、カードは本人であることを示す道具で、記録の入れ物ではありません。

  3. ウ個人番号は住民票のある人に一人一つ指定され、カードの取得は任意である。

    正解。番号は申請を待たずに全員へ一つずつ指定されます。一方カードは、その番号や 顔写真を券面に載せた本人確認用の道具で、欲しい人が申請して受け取ります。

  4. エ個人番号は、転居や結婚で住所や氏名が変わるたびに指定し直される番号である。

    誤り。個人番号は原則として生涯同じものを使い続けます。住所や氏名が変わっても 番号はそのままです。番号が変わるのは、漏えいして不正に使われるおそれがあると 認められた場合などに限られます。カードの券面の記載は変更の届出で書き換えます。

理解を深めるために

番号は全員に、カードは希望者に

マイナンバー制度でいちばん取り違えられるのが、番号とカードは別物だという点です。 個人番号(マイナンバー)は、住民票のある人に一人一つ指定される12桁の番号そのものです。 外国籍でも住民票があれば指定されます。これに対してマイナンバーカードは、その番号や 氏名・住所・顔写真を券面に載せたICカードで、受け取るかどうかは本人の申請しだいです。

「カードを作っていないから自分にはマイナンバーが無い」というのは誤解です。番号は すでに全員に付いていて、勤務先に提出を求められるのもカードではなく番号のほうです。

カードは何のためにあるのか

カードは番号を持ち歩くためのものではなく、本人であることを確かめるためのものです。

  • 券面の顔写真と記載事項で、対面での本人確認ができる
  • ICチップの電子証明書で、オンライン手続でも本人確認ができる
  • 番号の提出を求められたとき、番号の確認と本人確認を1枚で済ませられる

ICチップに入るのは番号・4情報(氏名・住所・生年月日・性別)・顔写真・電子証明書などで、 税額や年金の記録、預金残高といった中身は入っていません。

混同しやすいものとの違い

名称 中身
個人番号(マイナンバー) 住民票のある人に一人一つ指定される12桁の番号。原則として生涯同じ
マイナンバーカード 番号などを券面に載せた本人確認用のICカード。申請による任意取得
マイナポータル 行政機関が持つ自分の情報や手続を確認できる政府のオンラインサービス

試験では「カードを作った人にだけ番号が付く」「カードに全部の個人情報が入っている」の 2つが狙われます。番号は全員に、カードは希望者に、と押さえてください。

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