正解:ア
各選択肢の解説
アUSB
正解。USBは周辺機器の接続を1種類のコネクタにそろえた汎用の規格です。 通信線と電源線が同じケーブルに入っているため、マウスや外付けSSDのように 消費電力の小さい機器は電源アダプターなしで動きます。
イHDMI
誤り。これは映像と音声をデジタル信号のまま1本で伝送する規格で、PCと ディスプレイやプロジェクターをつなぐために使います。同じ有線の規格ですが、 運ぶのは表示と音であって、プリンターやSSDの接続には使いません。
ウBluetooth
誤り。これは数メートル程度の近距離で機器どうしを結ぶ無線の規格です。 ケーブルが要らない点が利点ですが、電波でデータを運ぶだけなので電源は 送れず、接続する側の機器は電池や別の電源を自分で持つ必要があります。
エNFC
誤り。これは数センチメートルまで近づけたときだけ通信する無線の規格で、 交通系ICカードや決済端末で使われます。かざした一瞬のやり取りが目的で、 周辺機器をつなぎっぱなしにしてデータを流し続ける用途には向きません。
理解を深めるために
差込口を1種類にそろえた規格
昔のPCは、マウス用、キーボード用、プリンター用と、機器ごとに形の違う 差込口が背面に並んでいました。これを「どの周辺機器でも同じ口でつなげる」 ようにまとめたのがUSBです。名前の U と S は universal serial、 つまり「汎用の」という意味を持っています。
ケーブル1本でデータと電源を運ぶ
USBのケーブルには、データを流す線と電源を流す線が一緒に入っています。 そのため、次のような使い方ができます。
- マウスや小型の外付けSSDは、PCから電源をもらって動く(バスパワー)
- USBハブを挿せば、差込口の数を増やせる
- 接続するとOSが機器を判別し、使える状態にする(プラグアンドプレイ)
- スマートフォンの充電のように、通信をせず給電だけに使うこともできる
「周辺機器をつなぐ」と「電気を送る」の両方を1本でまかなえる点が、 ほかの入出力インタフェースとはっきり違うところです。
混同しやすい規格の違い
| 規格 | 主に運ぶもの | 有線/無線 |
|---|---|---|
| USB | 周辺機器のデータと電源 | 有線 |
| HDMI | 映像と音声 | 有線 |
| Bluetooth | 近距離のデータ(電源は送れない) | 無線 |
| NFC | かざした瞬間のデータ | 無線 |
試験では「周辺機器を共通の端子で」「ケーブルから電源も取れる」といった 言い回しがUSBの手がかりになります。