問題 45★★☆

ワイヤレスイヤホンをスマートフォンで使うとき、最初に機器どうしを互いに 登録する操作(ペアリング)を1回行う。以後は数メートル程度の範囲で 自動的につながり、音声を流し続けられる。この無線の規格はどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. ア無線LAN(Wi-Fi)

    誤り。これはアクセスポイントを中継してネットワークに参加するための 無線規格です。届く範囲は数十メートルと広く、複数台でインターネットを 共有する用途に向きますが、機器どうしを1対1で結ぶ仕組みではありません。

  2. イBluetooth

    正解。Bluetoothは機器どうしを1対1で結ぶ近距離無線の規格です。 最初のペアリングで相手を登録しておけば、以後は近づくだけで自動的に つながり、イヤホンやマウスのように継続して使う機器に向いています。

  3. ウNFC

    誤り。これは数センチメートルまで近づけたときだけ通信する無線規格で、 かざす決済や交通系ICカードで使われます。同じ近距離無線ですが、 届く距離をあえて絞っており、離れた状態で使い続けることはできません。

  4. エテザリング

    誤り。これはスマートフォンの通信回線をPCなどに使わせる機能の名前で、 通信規格そのものではありません。共有の手段としてWi-FiやBluetoothが 使われますが、イヤホンを鳴らすための接続を指す言葉ではありません。

理解を深めるために

一度登録すれば、あとは近づくだけ

イヤホンを最初に使うときだけ「ペアリング」の操作をして、 2回目からはケースから出すだけでつながる。あの動きを支えているのが Bluetoothです。機器どうしが互いを相手として記憶するので、 毎回設定をやり直さずに済みます。

距離と使い方で決まる役割

Bluetoothが得意にしているのは、次のような使い方です。

  • 届く範囲は一般的な機器でおおむね10メートル程度(電波の強さの区分による)
  • アクセスポイントのような中継役を置かず、機器と機器が直接つながる
  • 消費電力が小さく、電池で動くイヤホンやマウスに向く
  • つなぎっぱなしで音声や操作の信号を流し続けられる

「近距離」という言葉だけで覚えるとNFCと混ざります。 登録して継続的につなぐのがBluetooth、かざした一瞬だけがNFC、 と使い方の側で分けると迷いません。

混同しやすい無線の違い

名称 届く範囲の目安 主な使い方
Bluetooth 10メートル程度 機器どうしを1対1で継続接続
無線LAN(Wi-Fi) 数十メートル ネットワークへの参加
NFC 数センチメートル かざした瞬間のやり取り

試験では「ペアリング」「イヤホンやマウス」「数メートル」という 手がかりが出たらBluetoothを選びます。

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