問題 65★★☆

新しく購入したプリンターをPCに接続したところ、メーカーから 「デバイスドライバをインストールしてください」と案内された。 デバイスドライバの役割として、最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア機器を接続したときにOSがその種類を判別し、必要なソフトウェアの組込みまでを自動で行う。

    誤り。これはプラグアンドプレイの説明です。デバイスドライバを自動で 組み込む場面で働くため混同されやすいですが、プラグアンドプレイは 組み込む「仕組み」、デバイスドライバは組み込まれる「部品」です。

  2. イ機器の内部に書き込まれていて、機器自身の部品を直接制御して動作させる。

    誤り。これはファームウェアの説明です。どちらも機器を動かすソフトウェアですが、 ファームウェアは機器の側に入っています。デバイスドライバはPCのOS側に入り、 OSと機器の間を取り持ちます。どちらの側にあるかで区別します。

  3. ウ複数のアプリケーションが共通に使う機能を、OSとアプリケーションの間で提供する。

    誤り。これはミドルウェアの説明です。「間に入るソフトウェア」という点が 似ていますが、ミドルウェアが仲立ちするのはOSとアプリケーションです。 デバイスドライバが仲立ちするのはOSと周辺機器です。

  4. エ機器ごとに異なる制御の方法をOSに対して橋渡しし、OSから機器を操作できるようにする。

    正解。周辺機器は機種ごとに制御の方法が違います。その違いをデバイスドライバが 吸収するので、OSやアプリケーションは共通の手順で機器を使えます。

理解を深めるために

OSと周辺機器の間に立つ「通訳」

プリンターは、メーカーや機種ごとに受け付ける命令の形式が違います。 OSがすべての機種の命令を知っておくことはできません。そこで、機種ごとの違いを 引き受けてOSとの間を取り持つソフトウェアが必要になります。これがデバイスドライバです。 OSから見ると「印刷して」と頼むだけで、あとはドライバがその機種の言葉に訳してくれます。

なぜドライバが必要なのか

  • 周辺機器の制御方法は機種ごとに異なる
  • デバイスドライバがその違いを吸収し、OSには共通の手順を見せる
  • そのおかげで、ワープロソフトも表計算ソフトも同じ操作で印刷できる
  • ドライバが入っていないと、OSは接続された機器を正しく操作できない

最近のOSは多くの機器のドライバを最初から持っていたり、接続時に自動で取得したりします。 この自動で組み込む仕組みがプラグアンドプレイです。

混同しやすいものとの違い

用語 どこにあるか 何と何の間を取り持つか
デバイスドライバ PC(OS側) OSと周辺機器
プラグアンドプレイ OSの機能 ドライバを自動で組み込む仕組み
ファームウェア 周辺機器の内部 機器自身の部品を直接制御する
ミドルウェア OSの上 OSとアプリケーション

試験では「機器ごとの違いを吸収してOSから使えるようにする」がドライバ、 「接続しただけで使えるようになる」がプラグアンドプレイ、と見分けてください。

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