正解:エ
各選択肢の解説
ア機器を接続したときにOSがその種類を判別し、必要なソフトウェアの組込みまでを自動で行う。
誤り。これはプラグアンドプレイの説明です。デバイスドライバを自動で 組み込む場面で働くため混同されやすいですが、プラグアンドプレイは 組み込む「仕組み」、デバイスドライバは組み込まれる「部品」です。
イ機器の内部に書き込まれていて、機器自身の部品を直接制御して動作させる。
誤り。これはファームウェアの説明です。どちらも機器を動かすソフトウェアですが、 ファームウェアは機器の側に入っています。デバイスドライバはPCのOS側に入り、 OSと機器の間を取り持ちます。どちらの側にあるかで区別します。
ウ複数のアプリケーションが共通に使う機能を、OSとアプリケーションの間で提供する。
誤り。これはミドルウェアの説明です。「間に入るソフトウェア」という点が 似ていますが、ミドルウェアが仲立ちするのはOSとアプリケーションです。 デバイスドライバが仲立ちするのはOSと周辺機器です。
エ機器ごとに異なる制御の方法をOSに対して橋渡しし、OSから機器を操作できるようにする。
正解。周辺機器は機種ごとに制御の方法が違います。その違いをデバイスドライバが 吸収するので、OSやアプリケーションは共通の手順で機器を使えます。
理解を深めるために
OSと周辺機器の間に立つ「通訳」
プリンターは、メーカーや機種ごとに受け付ける命令の形式が違います。 OSがすべての機種の命令を知っておくことはできません。そこで、機種ごとの違いを 引き受けてOSとの間を取り持つソフトウェアが必要になります。これがデバイスドライバです。 OSから見ると「印刷して」と頼むだけで、あとはドライバがその機種の言葉に訳してくれます。
なぜドライバが必要なのか
- 周辺機器の制御方法は機種ごとに異なる
- デバイスドライバがその違いを吸収し、OSには共通の手順を見せる
- そのおかげで、ワープロソフトも表計算ソフトも同じ操作で印刷できる
- ドライバが入っていないと、OSは接続された機器を正しく操作できない
最近のOSは多くの機器のドライバを最初から持っていたり、接続時に自動で取得したりします。 この自動で組み込む仕組みがプラグアンドプレイです。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | どこにあるか | 何と何の間を取り持つか |
|---|---|---|
| デバイスドライバ | PC(OS側) | OSと周辺機器 |
| プラグアンドプレイ | OSの機能 | ドライバを自動で組み込む仕組み |
| ファームウェア | 周辺機器の内部 | 機器自身の部品を直接制御する |
| ミドルウェア | OSの上 | OSとアプリケーション |
試験では「機器ごとの違いを吸収してOSから使えるようにする」がドライバ、 「接続しただけで使えるようになる」がプラグアンドプレイ、と見分けてください。