正解:ア
各選択肢の解説
ア出典の表示など利用条件で求められる事項を守れば、加工して自社のアプリに使える。
正解。CC BY は、出典などの表示を条件に、営利目的の利用や加工を認めるライセンスです。 オープンデータは、こうした二次利用を認めるルールで公開されています。
イ自治体の公開データなので、使う前に利用の許可を申請して承認を受ける必要がある。
誤り。利用のたびに許可を求める仕組みでは、オープンデータとは言えません。 オープンデータは、あらかじめ示したルールに従えば、申請なしで誰でも使えることが前提です。
ウ営利企業の業務での利用は認められないため、従業員が個人で参照するよう案内する。
誤り。これは非営利の条件が付いたライセンス(CC BY-NC)の考え方です。 CC BY には非営利の条件がなく、オープンデータは営利目的での利用も認めるのが原則です。
エ内容を改変できないため、項目の並べ替えや抜き出しはせず、元の一覧のまま載せる。
誤り。これは改変禁止の条件が付いたライセンス(CC BY-ND)の考え方です。 CC BY では加工が認められており、自社のアプリに合わせて項目を抜き出すこともできます。
理解を深めるために
「ご自由にお使いください。ただし出どころは書いてね」
公園の掲示板に「この地図はご自由にお使いください。出典を書いてください」と貼ってあれば、 申し込まずに写して使えます。オープンデータは、国や自治体などが、誰でも二次利用できる ルールで公開しているデータです。ルールの代表が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC)です。
なぜ申請も非営利の制限もないのか
オープンデータは、次のような条件で公開されるデータを指します。
- 二次利用を認めるルールで公開されている(営利目的も含む)
- 機械で読み取りやすい形式で公開されている
- 無償で利用できる
CC BY 4.0 は「表示」だけを条件にするライセンスで、出典などを表示すれば、営利目的での 利用も加工も認められます。加工したときは、加工したことを示すのが条件の一つです。 アプリに取り込むときは、画面などに出典を表示し、元の一覧から変えた点が分かるようにします。
ライセンスの条件の違い
| ライセンス | 主な条件 |
|---|---|
| CC BY | 表示すれば営利目的の利用も加工も可 |
| CC BY-NC | 表示に加えて、非営利の利用に限る |
| CC BY-ND | 表示に加えて、改変しない |
| 許可制の配布 | 利用のたびに申請と承認が要る(オープンデータに当たらない) |
試験では、オープンデータを業務に使う場面で「何が求められ、何は求められないか」を ライセンスの条件から判断できるかが問われます。