問題 24★★★

学習塾を運営するC社は、検索連動型広告を出して無料体験の申込みを増やそうとしている。 広告のクリック数は目標を大きく超えたが、広告から訪れた人のうち申込みまで進んだ割合は 低いままである。C社が次に取り組むこととして最も適切なものはどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. ア広告に登録するキーワードの種類を増やし、広告が表示される回数をさらに増やす。

    誤り。これはリスティング広告の出稿を広げる打ち手です。 いま不足しているのは訪問者の数ではなく、訪れた後に申込みへ進む割合なので、 入口を広げても申込み数は思うように伸びません。

  2. イ広告から訪れた人が最初に見るページの構成を見直し、申込みに進みやすくする。

    正解。着地したページで内容が伝わらなかったり入力項目が多すぎたりすると、 人が来ても申込みに至りません。この着地ページを改善して成果に結び付ける取組みを LPO(ランディングページ最適化)といいます。

  3. ウ検索結果の広告枠以外の部分で上位に出るよう、サイト全体の内容と構造を整える。

    誤り。これはSEOで、検索サイトからの訪問者を増やすための取組みです。 訪問者を増やす点で広告と目的が重なりますが、 やはり入口を広げる施策であり、訪れた後の離脱には手を付けていません。

  4. エ紹介リンクを載せてくれる提携先を増やし、サイトへの流入経路を広げる。

    誤り。これはアフィリエイトを拡大する打ち手です。成果が出た分だけ費用を払うため 無駄は出にくいのですが、連れてきた人が同じページで離脱するなら、 提携先を増やしても申込みの割合は変わりません。

理解を深めるために

客足は増えたのに、レジまで来ない

店の前に立て看板を増やして来店客が倍になっても、 店内が分かりにくく、レジに長い行列があれば、買わずに帰る人が増えるだけです。 このときやるべきことは、看板をさらに増やすことではなく、店内を直すことです。 Webでも同じで、広告から訪れた人が最初に着地するページを直す取組みを LPO(ランディングページ最適化) といいます。

ランディングページで見るところ

  • 広告に書いたことと、着地ページに書いてあることが食い違っていないか
  • 申込みボタンが分かる位置にあり、入力する項目が多すぎないか
  • スマートフォンで見たときに読みにくくなっていないか

改善案を2種類用意し、訪問者を振り分けてどちらの申込み率が高いかを比べる A/Bテストのような方法で、感覚ではなく数字で判断します。

人を集める施策と、集めた後の施策

用語 効く場所
LPO 着地ページ。訪れた人が成果に進む割合を上げる
リスティング広告 検索結果の広告枠。訪問者を連れてくる
SEO 検索結果の広告以外の部分。訪問者を連れてくる
アフィリエイト 提携先のサイト。訪問者を連れてくる

試験では、集客は足りているのに成果が伸びない場面が出たらLPOを選びます。 「訪問者数の問題か、訪問後の離脱の問題か」を読み分けるのが解き方です。

前の問題へ次の問題へ