問題 25★★☆

書籍の通販サイトを運営するD社は、ある利用者の閲覧・購入の履歴と、 似た傾向をもつ他の利用者の履歴を照らし合わせ、その人が関心をもちそうな本を 商品ページに表示している。この仕組みを表す言葉はどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. アリターゲティング広告

    誤り。一度自社サイトを訪れた人を覚えておき、その人が見ている他社のサイトの 広告枠に自社の広告を出して再訪を促す手法です。履歴を使う点は同じでも、 働きかける場所が自社サイトの外である点が違います。

  2. イアフィリエイト

    誤り。提携先のサイトに紹介リンクを載せてもらい、そこから成果が出た分だけ 報酬を払う仕組みです。サイトの外から人を連れてくるための施策であり、 訪れている人に何を見せるかを決める仕組みではありません。

  3. ウLPO

    誤り。ランディングページ最適化のことで、広告や検索から訪れた人が最初に着地する ページを改善し、離脱を減らす取組みです。主眼はページそのものの作りの改善で、 一人ひとりに合う商品を選び出すことではありません。

  4. エレコメンデーション

    正解。履歴からその人の好みを推測し、関心をもちそうな商品を自社サイト上で 薦める仕組みです。似た傾向をもつ他の利用者のデータも使うので、 本人がまだ見たことのない商品まで提示できます。

理解を深めるために

常連客の好みを覚えている店員

顔なじみの書店員は「前にこの著者を買った人だから、今度の新刊も好きだろう」と 声をかけてくれます。これを履歴のデータで自動化したものがレコメンデーションです。 通販サイトの「この商品を買った人はこんな商品も見ています」がその例で、 利用者ごとに表示される中身が変わります。

似た人の履歴を借りてくる

本人の履歴だけを使うと、すでに買った本と似たものしか薦められません。 そこで似た買い方をしている他の利用者の履歴を手がかりにします。

  • 利用者Aと利用者Bが、同じ本を何冊も買っている
  • Bだけが買っている本は、Aも気に入る可能性が高い
  • その本をAの画面に表示する

こうした考え方を協調フィルタリングといいます。 本人が自覚していない好みにも当たるため、思わぬ発見につながります。

働きかける場所で見分ける

用語 誰に、どこで働きかけるか
レコメンデーション 訪れている人に、自社サイトの中で
リターゲティング広告 一度訪れた人に、他社サイトの広告枠で
アフィリエイト まだ知らない人に、提携先のサイトで
LPO 訪れた人に、着地ページの作りを直すことで

試験では、履歴を使って一人ひとりに出し分ける記述が出たらレコメンデーションです。 ワントゥワンマーケティングを実現する代表的な手段としても覚えておいてください。

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