正解:ア
各選択肢の解説
ア各マスの値の大小を色の濃淡で塗り分けるヒートマップ
正解。ヒートマップは、行と列の表の各マスを値に応じた色で塗る図です。 曜日×時間帯のような2つの軸の組合せの中から、濃い部分として混雑の集中が浮かび上がります。
イ複数の評価項目を放射状の軸に並べるレーダーチャート
誤り。レーダーチャートは、1つの対象の複数項目のバランスを多角形の形で見る図です。 店舗の「味・接客・価格」の比較などに向きますが、曜日と時間帯という 2つの軸の組合せ84マスを並べて見比べる用途には向きません。
ウ2つの量を縦軸と横軸に取り点を打つ散布図
誤り。散布図は、気温と来店客数のように2つの数量の関係(相関)を見る図です。 曜日や時間帯は数量ではなく区分なので、点の散らばりから混む時間帯を読み取ることはできません。
エ項目ごとの値を棒の長さで比べる棒グラフ
誤り。棒グラフは、項目ごとの量の大小を比べるのに向く図です。曜日別や時間帯別の どちらか一方なら分かりやすいのですが、2つの軸を同時に扱うと棒が84本並び、 どこが混むかを一目でつかみにくくなります。
理解を深めるために
表をそのまま「色の地図」にする
ヒートマップは、数字の並んだ表の各マスを、値が大きいほど濃い色で塗ったものです。 天気予報の気温分布図のように、数字を読まなくても色だけで「どこが熱いか」が分かります。 本問なら、縦に月曜から日曜、横に時間帯を並べて塗り分けると、 「金曜と土曜の19時台が真っ赤」といった混雑の集中が一目で見つかります。
なぜ2つの軸の組合せに強いのか
- 7曜日×12時間帯なら84マスあり、数字のままでは大小を見比べきれない
- 色に置き換えると、濃い部分のかたまりとして傾向が目に入る
- 行(曜日)方向と列(時間帯)方向の両方のパターンを同時に読める
棒グラフや折れ線グラフは基本的に1つの軸に沿って値を並べる図なので、 軸が2つになると本数や線が増えすぎて読みにくくなります。
混同しやすいものとの違い
| グラフ | 向いている用途 |
|---|---|
| ヒートマップ | 2つの軸の組合せごとの値の大小を、色の濃淡で一覧する |
| レーダーチャート | 1つの対象の複数項目のバランスを、多角形の形で見る |
| 散布図 | 2つの数量の関係(相関)を、点の散らばりで見る |
| 棒グラフ | 項目ごとの量の大小を、棒の長さで比べる |
「行と列の表」「組合せ」「集中している場所」とあればヒートマップ、 「項目のバランス」ならレーダーチャートと判断できます。