正解:エ
各選択肢の解説
ア端末とサイトの間でやり取りする内容を暗号化し、通信の途中で第三者に読まれないようにする。
誤り。これはHTTPSやVPNなどによる通信の暗号化です。守るのは通信の中身を 他人に見られないことであって、利用者がどのサイトを開けるかを決める働きは ありません。見せない相手が第三者か利用者かで区別します。
イ取り込んだファイルを既知のパターンと照合し、不正なプログラムを見つけて取り除く。
誤り。これはウイルス対策ソフトの働きです。あらかじめ用意した情報と照合する 点は似ていますが、調べる対象がファイルの中のプログラムであり、内容が青少年に ふさわしいかどうかを判断しているわけではありません。
ウ誰がいつどのサイトを見たのかを記録に残し、後から管理者が確認できるようにする。
誤り。これはアクセスログの記録による監視です。無断利用の抑止にはなりますが、 分かるのは見た後です。その場で開かせない仕組みではないため、有害なページは いったん表示されてしまいます。
エ閲覧しようとしたサイトのURLや分類(カテゴリ)を一覧と照合し、該当すれば表示を遮断する。
正解。ページを開く前にURLを判定し、登録された一覧や分類に当てはまれば 表示させません。個別のURLだけでなく、サイトをあらかじめ分類しておくことで、 新しく現れたサイトにも同じ基準を当てはめられます。
理解を深めるために
開く前に「見せてよいか」を判定する
フィルタリングは、閲覧しようとしたサイトの住所(URL)を、表示する前に 判定する仕組みです。判定に使うのは、あらかじめ用意されたURLの一覧と、 サイトを内容ごとに仕分けした分類です。該当すれば、ページの代わりに 「閲覧できません」という画面が出ます。
二つの決め方
- ブラックリスト方式 … 見せたくないサイトを登録し、それ以外は見られる。 自由度は高いが、登録のない新しいサイトはすり抜ける
- ホワイトリスト方式 … 許可したサイトだけを見られるようにする。 取りこぼしはないが、必要なサイトが見られない不便が出やすい
多くのサービスは、アダルト、ギャンブル、暴力といったカテゴリ単位で遮断する 方式をとっています。個々のURLを登録しきれないため、サイトを分類したデータベースを 事業者が用意し、学校や家庭はどの分類を止めるかを選ぶ形です。
混同しやすいものとの違い
| 仕組み | 何を判定するか |
|---|---|
| フィルタリング | 開こうとしたサイトのURL・分類。該当すれば遮断 |
| ウイルス対策ソフト | ファイルの中のプログラム。不正なら検出・駆除 |
| 通信の暗号化 | 判定はしない。中身を第三者に読ませない |
| アクセスログの記録 | 判定はしない。後から閲覧の履歴を確認する |
試験では、遮断する仕組みか、守る仕組みか、記録する仕組みかで切り分けます。 フィルタリングだけが、利用者に見せるものを選んでいると押さえてください。