問題 21★☆☆

Aさんは、スマートフォンの料金を見直すため携帯電話事業者を乗り換えたいが、 取引先に伝えてある電話番号は変えたくない。 このときに利用する制度はどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. アMNP

    正解。MNP(Mobile Number Portability)は、携帯電話事業者を変えても 同じ電話番号を引き続き使えるようにする制度です。番号を「持ち運べる」という意味です。

  2. イSIMロック解除

    誤り。これは端末を、購入した事業者以外の回線でも使えるようにする手続きです。 乗り換え時に一緒に話題になるため混同しやすいですが、対象は端末で、番号ではありません。 番号を引き継ぐかどうかは、SIMロックの有無とは別の話です。

  3. ウローミング

    誤り。これは契約している事業者のサービス区域の外で、提携先の事業者の設備を 借りて通信する仕組みです。海外旅行で現地の回線を使う場面が典型です。 契約先の事業者はそのままで、乗り換えるわけではありません。

  4. エeSIM

    誤り。これは端末に組み込まれたSIMで、契約情報を通信で書き込んで使います。 カードの差し替えが不要なので乗り換えの手間は減りますが、電話番号を引き継ぐ制度ではありません。 番号を残すには、eSIMでもMNPの手続きが必要です。

理解を深めるために

番号を「持ち運ぶ」制度

電話番号は、名刺や取引先の連絡帳にすでに書かれています。 事業者を変えるたびに番号まで変わると、知らせ直す手間が大きく、 それが乗り換えをためらう理由になっていました。

MNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ)は、 事業者を変えても同じ電話番号を使い続けられるようにする制度です。 日本では2006年に始まりました。

なぜこの制度があるのか

  • 番号が変わる不便さがなくなり、利用者が料金やサービスで事業者を選びやすくなる
  • 事業者どうしの競争が進み、料金の引き下げやサービスの改善につながる

変わるのは契約先の事業者で、残るのは電話番号です。 端末やSIMをどうするかは、MNPとは別に決まります。

混同しやすいものとの違い

用語 何を扱うか
MNP 事業者を変えても電話番号を引き継ぐ制度
SIMロック解除 端末を他の事業者の回線でも使えるようにする手続き
ローミング 契約先の区域外で、提携先の設備を借りて通信する仕組み
eSIM 端末に組み込まれ、契約情報を書き込んで使うSIM

「番号を変えずに乗り換える」と出たらMNPです。 端末の話ならSIMロック解除、旅行先で使う話ならローミングと切り分けます。

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