問題 23★★☆

携帯電話の電波のうち、プラチナバンドと呼ばれる周波数帯は ビルの陰や建物の奥、山間部でもつながりやすいとされる。 その理由として最も適切なものはどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. ア周波数が高く、一度に多くのデータを運べるから。

    誤り。これは高い周波数帯の特徴です。高い周波数は大量のデータを運べる一方、 直進性が強く障害物に遮られやすいため、届く範囲はむしろ狭くなります。 速さと届きやすさは両立しにくいと覚えます。

  2. イ契約者に優先して割り当てられる特別な帯域だから。

    誤り。「プラチナ」という名前から特別な利用者向けの帯域と誤解されがちですが、 通称は電波の性質の良さを貴金属になぞらえたものです。 契約者の区別とは関係なく、その帯域を持つ事業者の利用者が広く使います。

  3. ウ周波数が低く、障害物を回り込みやすく遠くまで届くから。

    正解。プラチナバンドは主に700MHz〜900MHz帯の低い周波数帯です。 電波が建物などを回り込みやすく、遠くまで弱まりにくいため、つながりやすくなります。

  4. エ電波を特定の端末の方向に集中させて送るから。

    誤り。これはビームフォーミングという送信技術の説明で、周波数帯の性質ではありません。 どちらも「電波を届きやすくする」話なので混同しやすいですが、 プラチナバンドは使う周波数そのものが持つ性質です。

理解を深めるために

低い音は壁の向こうまで聞こえる

隣の部屋の音楽は、高い音よりも低い音(ベースやドラム)のほうがよく聞こえます。 電波も似ていて、周波数が低いほど障害物を回り込みやすく、遠くまで届きます。

プラチナバンドは、携帯電話で使われる周波数のうち、 主に700MHz〜900MHz帯の低い周波数帯を指す通称です。 つながりやすい性質が貴重であることから、この名前で呼ばれています。

周波数の高さで何が変わるか

  • 低い周波数:回り込みやすく遠くまで届く。一度に運べるデータ量は少なめ
  • 高い周波数:大量のデータを運べる。直進性が強く、建物などに遮られやすい

このため通信事業者は、広い範囲を覆うのには低い周波数、 人の多い場所で大容量をさばくのには高い周波数と、組み合わせて使っています。 5Gで使われる非常に高い周波数帯が「届きにくい」と言われるのも同じ理由です。

混同しやすいものとの違い

用語 中身
プラチナバンド 低い周波数帯。回り込みやすく遠くまで届く
高い周波数帯 大量のデータを運べるが、障害物に遮られやすい
ビームフォーミング 電波を特定の方向に集中させて送る送信技術

「つながりやすさ」はプラチナバンド、「速さ・大容量」は高い周波数と対応させます。 名前から特別な契約や優先扱いを連想しないことも大切です。

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