正解:ウ
各選択肢の解説
ア周波数が高く、一度に多くのデータを運べるから。
誤り。これは高い周波数帯の特徴です。高い周波数は大量のデータを運べる一方、 直進性が強く障害物に遮られやすいため、届く範囲はむしろ狭くなります。 速さと届きやすさは両立しにくいと覚えます。
イ契約者に優先して割り当てられる特別な帯域だから。
誤り。「プラチナ」という名前から特別な利用者向けの帯域と誤解されがちですが、 通称は電波の性質の良さを貴金属になぞらえたものです。 契約者の区別とは関係なく、その帯域を持つ事業者の利用者が広く使います。
ウ周波数が低く、障害物を回り込みやすく遠くまで届くから。
正解。プラチナバンドは主に700MHz〜900MHz帯の低い周波数帯です。 電波が建物などを回り込みやすく、遠くまで弱まりにくいため、つながりやすくなります。
エ電波を特定の端末の方向に集中させて送るから。
誤り。これはビームフォーミングという送信技術の説明で、周波数帯の性質ではありません。 どちらも「電波を届きやすくする」話なので混同しやすいですが、 プラチナバンドは使う周波数そのものが持つ性質です。
理解を深めるために
低い音は壁の向こうまで聞こえる
隣の部屋の音楽は、高い音よりも低い音(ベースやドラム)のほうがよく聞こえます。 電波も似ていて、周波数が低いほど障害物を回り込みやすく、遠くまで届きます。
プラチナバンドは、携帯電話で使われる周波数のうち、 主に700MHz〜900MHz帯の低い周波数帯を指す通称です。 つながりやすい性質が貴重であることから、この名前で呼ばれています。
周波数の高さで何が変わるか
- 低い周波数:回り込みやすく遠くまで届く。一度に運べるデータ量は少なめ
- 高い周波数:大量のデータを運べる。直進性が強く、建物などに遮られやすい
このため通信事業者は、広い範囲を覆うのには低い周波数、 人の多い場所で大容量をさばくのには高い周波数と、組み合わせて使っています。 5Gで使われる非常に高い周波数帯が「届きにくい」と言われるのも同じ理由です。
混同しやすいものとの違い
| 用語 | 中身 |
|---|---|
| プラチナバンド | 低い周波数帯。回り込みやすく遠くまで届く |
| 高い周波数帯 | 大量のデータを運べるが、障害物に遮られやすい |
| ビームフォーミング | 電波を特定の方向に集中させて送る送信技術 |
「つながりやすさ」はプラチナバンド、「速さ・大容量」は高い周波数と対応させます。 名前から特別な契約や優先扱いを連想しないことも大切です。