問題 50★★☆

盗難にあったスマートフォンが、別の契約のSIMカードを差し込まれても携帯電話網で使えないようにしたい。 通信事業者がその端末そのものを特定するために用いる番号として、最も適切なものはどれか。

正解:エ

各選択肢の解説

  1. ア電話番号

    誤り。電話番号は契約に結び付いた番号で、SIMカードを差し替えれば別の番号に変わります。 スマートフォンで最も身近な番号なので候補に見えますが、端末そのものではなく 「誰の契約か」を表すので、SIMを替えられると追えません。

  2. イIPアドレス

    誤り。IPアドレスは通信のたびに宛先や送信元を示すための番号で、 携帯電話網では接続のたびに割り当てられ、変わることがあります。 端末を見分けているように見えますが、固定された端末の識別番号ではありません。

  3. ウMACアドレス

    誤り。MACアドレスは、LANで通信する機器のネットワーク部品に付く番号です。 機器に固有という点が似ていますが、無線LANなどで使うもので、 携帯電話の事業者が自社の網で端末を見分けるために用いる番号ではありません。

  4. エIMEI

    正解。IMEIは携帯電話の端末ごとに割り当てられた15桁の識別番号です。 SIMを差し替えても変わらないので、事業者は盗難端末をIMEIで特定し、接続を拒否できます。

理解を深めるために

「誰の契約か」と「どの端末か」は別の番号

スマートフォンには、性質の違う2種類の情報が入っています。

  • SIM:どの事業者の、どの契約者かを示す情報。差し替えれば別の契約になる
  • IMEI:端末そのものに製造時から割り当てられた識別番号。SIMを替えても変わらない

盗んだ端末に自分のSIMカードを差し込めば、契約の情報は丸ごと入れ替わります。 そのため、契約側の番号では盗難端末を追えません。 端末側に固定されたIMEIを使えば、どのSIMが入っていても「この端末は使わせない」と判断できます。

IMEIが使われる場面

  • 盗難・紛失した端末の利用を、事業者が網の側で止める
  • 中古端末を買う前に、利用制限がかかっていないかをIMEIで確認する
  • 故障や修理の受付で、端末を特定する

IMEIは端末の設定画面や箱のラベルで確認できます。

混同しやすいものとの違い

番号 何を表すか
IMEI 携帯電話の端末そのもの。SIMを替えても変わらない
電話番号 契約。SIMを替えると変わる
IPアドレス 通信の宛先・送信元。接続ごとに変わりうる
MACアドレス LANで通信する機器のネットワーク部品

「SIMを替えても変わらない、携帯電話の端末の番号」と問われたらIMEIです。 契約を表すSIM・電話番号との向きの違いで見分けます。

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