問題 42★★☆

ある事務所のLANは、サブネットマスク 255.255.255.0 の1つのネットワークで構成されている。 このネットワークで、PCやプリンタなどの機器に割り当てられるIPアドレスは最大何個か。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. ア256個

    誤り。ホスト部の8ビットで表せる組合せの数そのものです。このうち、 ホスト部がすべて0のサブネットアドレスと、すべて1のブロードキャストアドレスは ネットワーク全体を表す特別な番号なので、機器には割り当てられません。

  2. イ255個

    誤り。特別な番号を1つしか除いていません。除くのは、ネットワーク自体を表す サブネットアドレス(末尾0)と、全員宛ての送信に使うブロードキャストアドレス (末尾255)の2つです。

  3. ウ254個

    正解。ホスト部8ビットの256通りから、サブネットアドレス(すべて0)と ブロードキャストアドレス(すべて1)の2つを除いた254個が機器に使えます。

  4. エ253個

    誤り。ルータ(デフォルトゲートウェイ)用の番号も除いた数ですが、ルータも 1台の機器としてこの254個の中から1つを使います。ルータ専用に予約された番号が 決まっているわけではありません。

理解を深めるために

両端の2つは「ネットワークそのもの」と「全員宛て」の番号

マンションの郵便受けにたとえると、末尾が0の番号は「このマンション」という建物全体の住所、 末尾が255の番号は「全戸配布」用の宛先です。どちらも特定の部屋を指さないので、 個々の住人(機器)には割り当てません。

なぜそうなっているのか

サブネットマスク 255.255.255.0 は、先頭24ビットがネットワーク部、 残る8ビットがホスト部であることを示します。ホスト部の8ビットは0〜255の256通りです。 このうち、次の2つは特別な用途に使われます。

  • ホスト部がすべて0(例:192.168.1.0):サブネットアドレス。ネットワーク自体を表す
  • ホスト部がすべて1(例:192.168.1.255):ブロードキャストアドレス。 このネットワーク内の全機器に一斉に送るときの宛先

したがって、機器に割り当てられるのは 256 − 2 = 254個です。 ルータ(デフォルトゲートウェイ)にも、この254個の中から1つを割り当てます。 「.1」や「.254」をルータに使うことが多いのは慣習で、規則で予約されているわけではありません。

混同しやすいものとの違い

数 どう数えたか
256個 ホスト部8ビットの組合せをそのまま数えた
255個 特別な番号を1つしか除いていない
254個 サブネットアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除いた
253個 ルータ用の番号まで除いてしまった

試験では「ホスト部のビット数 n から 2のn乗 − 2」で計算できます。 −2 の中身がサブネットアドレスとブロードキャストアドレスであることまで押さえておきましょう。

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