正解:ウ
各選択肢の解説
ア256個
誤り。ホスト部の8ビットで表せる組合せの数そのものです。このうち、 ホスト部がすべて0のサブネットアドレスと、すべて1のブロードキャストアドレスは ネットワーク全体を表す特別な番号なので、機器には割り当てられません。
イ255個
誤り。特別な番号を1つしか除いていません。除くのは、ネットワーク自体を表す サブネットアドレス(末尾0)と、全員宛ての送信に使うブロードキャストアドレス (末尾255)の2つです。
ウ254個
正解。ホスト部8ビットの256通りから、サブネットアドレス(すべて0)と ブロードキャストアドレス(すべて1)の2つを除いた254個が機器に使えます。
エ253個
誤り。ルータ(デフォルトゲートウェイ)用の番号も除いた数ですが、ルータも 1台の機器としてこの254個の中から1つを使います。ルータ専用に予約された番号が 決まっているわけではありません。
理解を深めるために
両端の2つは「ネットワークそのもの」と「全員宛て」の番号
マンションの郵便受けにたとえると、末尾が0の番号は「このマンション」という建物全体の住所、 末尾が255の番号は「全戸配布」用の宛先です。どちらも特定の部屋を指さないので、 個々の住人(機器)には割り当てません。
なぜそうなっているのか
サブネットマスク 255.255.255.0 は、先頭24ビットがネットワーク部、 残る8ビットがホスト部であることを示します。ホスト部の8ビットは0〜255の256通りです。 このうち、次の2つは特別な用途に使われます。
- ホスト部がすべて0(例:192.168.1.0):サブネットアドレス。ネットワーク自体を表す
- ホスト部がすべて1(例:192.168.1.255):ブロードキャストアドレス。 このネットワーク内の全機器に一斉に送るときの宛先
したがって、機器に割り当てられるのは 256 − 2 = 254個です。 ルータ(デフォルトゲートウェイ)にも、この254個の中から1つを割り当てます。 「.1」や「.254」をルータに使うことが多いのは慣習で、規則で予約されているわけではありません。
混同しやすいものとの違い
| 数 | どう数えたか |
|---|---|
| 256個 | ホスト部8ビットの組合せをそのまま数えた |
| 255個 | 特別な番号を1つしか除いていない |
| 254個 | サブネットアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除いた |
| 253個 | ルータ用の番号まで除いてしまった |
試験では「ホスト部のビット数 n から 2のn乗 − 2」で計算できます。 −2 の中身がサブネットアドレスとブロードキャストアドレスであることまで押さえておきましょう。