問題 52★☆☆

携帯電話の通信規格であるLTEの説明として、最も適切なものはどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. ア高速大容量に加えて、超低遅延と多数同時接続を特徴とする通信規格。

    誤り。これは5Gの説明です。LTEの次の世代にあたり、速さだけでなく 遅れの少なさと同時につなげる台数の多さが特徴です。 どちらも携帯電話の規格なので混同しやすいですが、3つの特徴がそろえば5Gです。

  2. イ第3世代を高速化した通信規格で、4Gの方式として広く使われている。

    正解。LTEは第3世代(3G)を発展させて高速化した携帯電話の通信規格で、 もとは3.9Gとも呼ばれ、現在は4Gの方式として広く普及しています。

  3. ウ速度を抑える代わりに省電力で、数km先まで届くIoT向けの無線方式。

    誤り。これはLPWAの説明です。電池で長く動くセンサーなどに向く方式で、 LTEを基にしたIoT向け規格もあるため結び付けがちですが、 速さより省電力と距離を優先する点で、スマートフォン向けのLTEとは目的が違います。

  4. エIEEE 802.11に準拠し、主に建物内で使われる無線LANの通信規格。

    誤り。これは無線LAN(Wi-Fi)の説明です。スマートフォンが両方を使うため並べて見がちですが、 無線LANは自分で置いたアクセスポイントにつなぐもので、 LTEは通信事業者の基地局につなぐ携帯電話の規格です。

理解を深めるために

スマートフォンの画面に出る「4G」「LTE」

LTE(Long Term Evolution)は、携帯電話の通信規格の一つです。 名前のとおり、第3世代(3G)の方式を長期的に発展させるものとして作られ、 大幅な高速化を実現しました。

日本では2010年ごろから提供が始まり、当初は3Gと4Gの間という意味で「3.9G」とも呼ばれました。 現在は4Gの方式として扱われ、スマートフォンの画面に「4G」や「LTE」と表示されるのはこの規格です。

世代の流れで押さえる

  • 3G:携帯電話でインターネットを本格的に使えるようになった世代
  • LTE(4G):3Gを高速化。動画の視聴などが実用的になった
  • 5G:高速大容量に加え、超低遅延・多数同時接続が特徴

5Gが広がった今も、LTEは全国を広く覆う基本の通信網として使われています。

混同しやすいものとの違い

用語 中身
LTE 3Gを高速化した携帯電話の規格。4Gの方式として普及
5G LTEの次の世代。超低遅延・多数同時接続も特徴
LPWA 省電力・長距離を優先した、IoT向けの低速な無線方式
無線LAN(Wi-Fi) IEEE 802.11準拠。アクセスポイントにつなぐ構内向けの無線

世代の順番(3G→LTE→5G)と、携帯電話の規格か構内の無線LANかの区別で判断します。

前の問題へ次の問題へ