正解:イ
各選択肢の解説
ア配信に同意した登録者に対して、事業者が定期的に送信する案内のメール。
誤り。これはメールマガジンの説明です。広告を含むメールが繰り返し届く点は 似ていますが、受信者があらかじめ配信に同意しています。 同意があるかどうかが、迷惑メールとの分かれ目です。
イ受信者の同意を得ないまま、広告や勧誘などを不特定多数に一方的に送るメール。
正解。迷惑メール(スパム)の要点は、受信者が望んでいないことと、 相手を選ばずに大量に送られることの2つです。 郵便受けに勝手に投げ込まれるチラシのメール版と考えると分かりやすくなります。
ウ受け取った人に対して、同じ内容を複数の知人へ転送するよう求めるメール。
誤り。これはチェーンメールの説明です。望まないメールが広がる点は共通しますが、 広げるのは送信者ではなく、受け取った人自身です。 一人の送信者が大量に送るのか、受信者に転送させるのかで区別します。
エ特定の宛先に大量に送り付け、メールの受信ができない状態にするためのメール。
誤り。これはサービスの妨害を狙った攻撃の説明です。大量に送る点は同じですが、 狙いは広告や勧誘ではなく、特定の相手のメールを使えなくすることです。 不特定多数に広く送るのか、特定の相手に集中させるのかで区別します。
理解を深めるために
頼んでいないチラシが、郵便受けにあふれる
**迷惑メール(スパム)**は、受信者が望んでいないのに、 広告や勧誘などを目的として一方的に送り付けられるメールです。 頼んでもいないチラシが郵便受けに毎日投げ込まれる状態の、メール版にあたります。
紙のチラシと違うのは、送る側の手間と費用がほとんどかからないことです。 そのため、相手を選ばずに膨大な数が送られます。
なぜ脅威として扱うのか
単にわずらわしいだけなら、脅威とは呼びません。次のような実害があります。
- 必要なメールが埋もれ、見落としや確認の手間が生じる
- メールサーバの容量や通信回線を無駄に消費する
- 本文のリンクや添付ファイルが、偽サイトへの誘導やマルウェア感染の入口になる
日本では、特定電子メール法により、広告や宣伝のメールは原則として あらかじめ同意した相手にしか送れない決まりになっています(オプトイン方式)。 同じ広告メールでも、同意の有無で扱いがまったく変わります。
似たメールとの違い
| メールの種類 | 受信者の同意 | 送られ方 |
|---|---|---|
| 迷惑メール(スパム) | 無い | 送信者が不特定多数へ一方的に大量送信する |
| メールマガジン | 有る | 事業者が登録者に定期的に送る |
| チェーンメール | 無い | 受け取った人が知人へ転送して広がる |
| サービスの妨害を狙うメール | 無い | 特定の宛先に集中して大量に送る |
試験では「同意を得ずに」「不特定多数に」「一方的に」の3つの言葉が目印です。 この3つがそろっている選択肢を選びます。