問題 21★★★

自動運転レベルのうち、限定された条件の下ではシステムが全ての運転操作を行うが、 システムから運転の引継ぎを求められたときには運転者が応じなければならない 段階はどれか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. アレベル1

    誤り。レベル1は運転支援の段階です。前後方向か左右方向のどちらか一方、 つまりアクセル・ブレーキかハンドルのいずれかをシステムが支援します。 運転操作の主体はあくまで運転者で、全ての操作を任せることはできません。

  2. イレベル2

    誤り。レベル2は部分運転自動化です。前後と左右の両方をシステムが制御しますが、 運転者は周囲を監視し続け、いつでも操作できる状態を保つ義務があります。 「引継ぎを求められたときだけ対応する」段階ではありません。

  3. ウレベル3

    正解。レベル3は条件付運転自動化です。限定領域内ではシステムが全ての運転操作を 行い、作動の継続が難しくなったときにだけ運転者が引き継ぎます。

  4. エレベル4

    誤り。レベル4は高度運転自動化です。限定領域内であれば、作動の継続が 困難になった場合への対応までシステムが行います。運転者による引継ぎを 前提としない点が、レベル3との決定的な違いです。

理解を深めるために

境目は「誰が見ているか」と「誰が引き継ぐか」

自動運転レベルはレベル0からレベル5までの6段階で、 システムがどこまでを担うかを表します。段階を分ける問いは2つだけです。

  1. 周囲を監視しているのは、運転者かシステムか
  2. 続けられなくなったとき、対応するのは誰か

レベル2までは、運転者が周囲を監視し続けます。手足の操作をシステムが代わりに やってくれていても、責任を持って見ているのは人です。レベル3から監視がシステムに 移り、レベル4になると引継ぎの要求そのものがなくなります。

レベル3が「条件付」と呼ばれる理由

レベル3以上のシステムは、限定領域(走行できる道路や速度、天候などの条件)を 定めた上で動きます。その条件の中にいる間だけ運転を任せられるので、 条件付運転自動化と呼ばれます。渋滞中の高速道路のような限られた場面が典型です。

条件から外れそうになるとシステムは運転者に引継ぎを求めます。 このとき運転者が応じる必要がある点が、レベル3の性格を決めています。

段階の違い

段階 名称と特徴
レベル2 部分運転自動化。前後・左右を制御するが監視は運転者
レベル3 条件付運転自動化。限定領域内は任せ、要求時は運転者が引き継ぐ
レベル4 高度運転自動化。限定領域内なら引継ぎも不要
レベル5 完全運転自動化。場所や条件の限定がない

試験では「引継ぎを求められたら運転者が対応する」がレベル3、 「限定領域内で運転者が不要」がレベル4の目印になります。

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