正解:ウ
各選択肢の解説
アレベル1
誤り。レベル1は運転支援の段階です。前後方向か左右方向のどちらか一方、 つまりアクセル・ブレーキかハンドルのいずれかをシステムが支援します。 運転操作の主体はあくまで運転者で、全ての操作を任せることはできません。
イレベル2
誤り。レベル2は部分運転自動化です。前後と左右の両方をシステムが制御しますが、 運転者は周囲を監視し続け、いつでも操作できる状態を保つ義務があります。 「引継ぎを求められたときだけ対応する」段階ではありません。
ウレベル3
正解。レベル3は条件付運転自動化です。限定領域内ではシステムが全ての運転操作を 行い、作動の継続が難しくなったときにだけ運転者が引き継ぎます。
エレベル4
誤り。レベル4は高度運転自動化です。限定領域内であれば、作動の継続が 困難になった場合への対応までシステムが行います。運転者による引継ぎを 前提としない点が、レベル3との決定的な違いです。
理解を深めるために
境目は「誰が見ているか」と「誰が引き継ぐか」
自動運転レベルはレベル0からレベル5までの6段階で、 システムがどこまでを担うかを表します。段階を分ける問いは2つだけです。
- 周囲を監視しているのは、運転者かシステムか
- 続けられなくなったとき、対応するのは誰か
レベル2までは、運転者が周囲を監視し続けます。手足の操作をシステムが代わりに やってくれていても、責任を持って見ているのは人です。レベル3から監視がシステムに 移り、レベル4になると引継ぎの要求そのものがなくなります。
レベル3が「条件付」と呼ばれる理由
レベル3以上のシステムは、限定領域(走行できる道路や速度、天候などの条件)を 定めた上で動きます。その条件の中にいる間だけ運転を任せられるので、 条件付運転自動化と呼ばれます。渋滞中の高速道路のような限られた場面が典型です。
条件から外れそうになるとシステムは運転者に引継ぎを求めます。 このとき運転者が応じる必要がある点が、レベル3の性格を決めています。
段階の違い
| 段階 | 名称と特徴 |
|---|---|
| レベル2 | 部分運転自動化。前後・左右を制御するが監視は運転者 |
| レベル3 | 条件付運転自動化。限定領域内は任せ、要求時は運転者が引き継ぐ |
| レベル4 | 高度運転自動化。限定領域内なら引継ぎも不要 |
| レベル5 | 完全運転自動化。場所や条件の限定がない |
試験では「引継ぎを求められたら運転者が対応する」がレベル3、 「限定領域内で運転者が不要」がレベル4の目印になります。