問題 22★★☆

電力会社が、各家庭の電力使用量を30分単位で計測し、通信機能を使って 自動的に送信させることで、検針員の訪問なしに使用量を把握できるようにした。 この計量器はどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. アHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)

    誤り。家庭内の家電や太陽光発電の使用状況を画面に表示し、機器を制御して 節電を図る仕組みです。計量したデータを活用する側にあたり、 電力会社へ使用量を送る計量器そのものではありません。

  2. イスマートメーター(AMI)

    正解。通信機能を備えた電力量計で、30分ごとの使用量を自動で送信します。 検針員が各戸を回る必要がなくなり、使用量の見える化にもつながります。

  3. ウスマートグリッド(次世代送電網)

    誤り。発電所から需要家までの電力網全体を情報通信技術で制御し、 需要と供給を最適化する仕組みの呼び名です。スマートメーターはその中で データを集める役割を担う機器であり、両者は網と部品の関係にあります。

  4. エデマンドレスポンス(需要応答)

    誤り。電力が逼迫したときに、需要家へ節電を要請したり価格で促したりして 使用量を調整してもらう仕組みです。計量したデータがあって初めて成り立つ 取り組みであって、計量器の名前ではありません。

理解を深めるために

電力メーターが通信するようになった

昔の電力量計は円盤が回るだけの機械で、月に一度、検針員が目盛りを読みに来ました。 スマートメーターは通信機能を備えた電力量計で、 30分ごとの使用量を自動で電力会社へ送ります。 AMI(Advanced Metering Infrastructure)は、この計量器とそれを支える通信網を含めた仕組みの呼び方です。

変わったことは3つあります。

  • 検針の自動化: 人が各戸を回る必要がなくなり、業務が効率化した
  • 細かい粒度: 月1回の合計から、30分ごとの推移が分かるようになった
  • 双方向の計測: 太陽光発電などで家庭から送り出した電力量も測れる

使用量が細かく分かると、時間帯別の料金メニューや、家庭ごとの節電の助言が 成り立ちます。IoT機器が現実の値を測ってデータに変える、典型例です。

混同しやすいものとの違い

用語 役割
スマートメーター(AMI) 各戸の使用量を測り、通信で自動送信する計量器
スマートグリッド 電力網全体で需給を最適に制御する仕組み
HEMS 家庭内の使用状況を見える化し、機器を制御する仕組み
デマンドレスポンス 需要家に使用量の調整を促し、需給を合わせる取組み

試験では「通信機能を持った電力量計」「検針が不要になる」がスマートメーターの 手がかりです。網全体の話ならスマートグリッド、家庭内の制御ならHEMSと切り分けます。

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