問題 27★★☆

1台のコンピュータを複数の利用者が同時に使うことを前提として開発され、 サーバやワークステーションで長く使われてきたOSはどれか。その流れをくむOSが 数多く作られ、現在も広く普及している。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. アUNIX

    正解。1970年代に研究所で開発されたOSで、当初から1台を複数の利用者が 同時に使うことを想定していました。その設計や操作体系を受け継いだOSが 数多く生まれ、今もサーバの分野で広く使われています。

  2. イWindows系OS

    誤り。マイクロソフト社が提供するOSで、個人用や業務用のPCで最も広く 使われています。サーバ向けの製品もあるため紛らわしいのですが、 多くのOSの源流になったという設問の出自の説明は当てはまりません。

  3. ウMac系OS

    誤り。アップル社が自社のPC向けに提供するOSです。実はUNIXの流れをくむ 設計を採用していますが、受け継いだ側であって源流ではなく、 サーバやワークステーションを主な用途としてきたOSでもありません。

  4. エリアルタイムOS

    誤り。決められた時間内に確実に応答することを重視したOSの総称で、 家電や自動車などの組込み機器で使われます。利用者が同時に使うことよりも 機器の制御の確実さを優先する設計で、設問の狙いとは異なります。

理解を深めるために

サーバの世界で長く使われてきたOS

UNIXは1970年代に研究所で開発されたOSです。 当時は高価なコンピュータを大勢で分け合って使う時代だったため、 1台を複数の利用者が同時に使えることが最初から前提になっていました。

この設計は後のOSに大きな影響を与え、 UNIXの考え方や操作体系を受け継いだOSが数多く作られました。 サーバの分野でUNIX系のOSをよく見かけるのは、この流れの延長です。

種類ごとに得意な場所が違う

OSは優劣ではなく、想定している使われ方で分かれています。

  • Windows系OS — 個人と企業のPC。業務用ソフトの対応が最も広い
  • Mac系OS — アップル社のPC専用。UNIXの流れをくむ設計
  • UNIX — サーバやワークステーション。複数利用者の同時利用が前提

同じ作業でもOSが違えば操作も対応ソフトも変わるため、 業務でPCを入れ替えるときは使っているソフトが移行先のOSに対応しているかを確認します。

混同しやすいOSの違い

OS 主な提供元 主な用途
UNIX 研究機関・各社 サーバ、ワークステーション
Windows系OS マイクロソフト社 個人用・業務用PC
Mac系OS アップル社 同社のPC
リアルタイムOS 各社 組込み機器の制御

試験では「複数の利用者が同時に」「サーバ」「多くのOSの源流」といった 言葉がUNIXの手がかりになります。

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