問題 39★★☆

従業員の健康づくりのため、勤務中も含めて一日を通じて心拍数と歩数を 自動的に記録したい。利用者が身に着けたまま使い続けられる機器を選ぶとき、 最も適切なものはどれか。

正解:ア

各選択肢の解説

  1. ア腕時計型のウェアラブルコンピュータを装着してもらい、心拍数と歩数を記録する。

    正解。ウェアラブルコンピュータは身に着けて使うことを前提にした機器で、 装着したままでよいので測定が途切れません。一日を通じた自動記録に向いています。

  2. イタブレット端末を全員に配り、休憩のたびに心拍数と歩数を入力してもらう。

    誤り。タブレット端末はモバイル端末の一種で、持ち運べますが手に持って 操作する機器です。身に着けてはいないため測定は自動化できず、 利用者が入力した時点の値しか残りません。

  3. ウスマートスピーカーを事務所に置き、退勤時に一日の歩数を申告してもらう。

    誤り。スマートスピーカーは据え置いて音声でやり取りする機器です。 声で操作できる手軽さはありますが、利用者に付いて回らないため、 勤務中の状態を継続して測ることはできません。

  4. エノートPCを持ち歩いてもらい、移動のたびに専用ソフトで記録を残してもらう。

    誤り。ノートPCは持ち運べますが、机に置いて開いて使う機器です。 装着して使うものではないので、作業中も測り続ける用途には合いません。 可搬性があることと、身に着けられることは別です。

理解を深めるために

「持ち運べる」と「身に着けられる」は別物

ノートPCもタブレット端末も持ち運べます。しかし使うときには必ず、いったん手に取るか 机に置くという動作が要ります。ウェアラブルコンピュータは、その動作が要らない機器です。 腕時計型、眼鏡型、衣服に組み込む型など形はさまざまですが、共通するのは 「装着したままにしておける」ことです。

装着しっぱなしだから成り立つこと

身に着け続けられると、次のような使い方が可能になります。

  • 心拍数・歩数・睡眠時間のように、本人が意識しなくても測り続けられる
  • 通知や指示を、機器を取り出さずに受け取れる
  • 両手を空けたまま使える(眼鏡型の場合は視界にも情報を出せる)

裏返すと、測定を人手の入力に頼る方法では、入力を忘れた時間の記録が抜けます。 「一日を通じて自動的に」という条件が出たら、装着型かどうかを見てください。

機器の位置づけを整理する

機器 使うときの姿勢
ウェアラブルコンピュータ 身に着けたまま。取り出す動作が要らない
モバイル端末(スマートフォン・タブレット端末) 手に持ち、画面に触れて操作する
ノートPC 机に置いて開き、キーボードで操作する
スマートスピーカー 据え置き。声で呼びかけて使う

試験では「装着」「常時」「両手を空けて」といった言葉が手がかりになります。 可搬性を問うているのか、装着性を問うているのかで答えが変わります。

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