問題 26★☆☆

悪意をもって他人のコンピュータやネットワークに侵入し、データの盗み出しや 破壊、改ざんを行う行為を表す用語はどれか。

正解:イ

各選択肢の解説

  1. アソーシャルエンジニアリング

    誤り。ソーシャルエンジニアリングは、電話でのなりすましやのぞき見のように、 人の心理や行動の隙を突いて情報を聞き出す手口です。技術を使ってシステムに 侵入する行為そのものを指す用語ではありません。

  2. イクラッキング

    正解。クラッキングは、悪意をもってシステムに侵入し、データを盗んだり 壊したり書き換えたりする行為です。悪意と被害を伴う点が用語の中心にあります。

  3. ウハッキング

    誤り。ハッキングは本来、コンピュータの仕組みを深く理解して解析や改良を行う 行為で、それ自体に悪意は含まれません。日常的には攻撃の意味でも使われるため 混同されますが、悪意ある侵入と区別するときはクラッキングと呼びます。

  4. エ盗聴

    誤り。盗聴は、通信経路を流れるデータをひそかに読み取る行為です。 情報を盗む点は共通しますが、システムに侵入するわけではなく、 データの破壊や改ざんも伴いません。

理解を深めるために

「悪意」と「被害」が付くとクラッキング

鍵の仕組みに詳しく、錠前を分解して改良できる職人と、その知識を使って他人の家に 押し入る空き巣とでは、持っている技術は同じでも、していることはまったく違います。 コンピュータでいえば、前者がハッキング本来の意味、後者がクラッキングです。

なぜ用語を分けるのか

クラッキングは、技術的脅威の代表的なものの1つです。

  • 他人のシステムに権限なく入り込む
  • 中のデータを盗む、壊す、書き換える
  • 侵入に使うのは、脆弱性の悪用や認証の突破といった技術的な手段

ハッキングという言葉は、日常的には攻撃の意味でも使われます。ただ本来は 技術を深く追究する行為を指すため、悪意ある侵入をはっきり示したいときは クラッキングという用語を使います。

混同しやすいものとの違い

用語 何をするか 悪意・被害
クラッキング システムに侵入し盗む・壊す・書き換える ある
ハッキング(本来の意味) 仕組みを解析・改良する 含まない
ソーシャルエンジニアリング 人の心理の隙を突いて聞き出す ある(技術を使わない)
盗聴 通信経路上のデータを読み取る ある(侵入・破壊はしない)

試験では、「侵入して破壊・改ざんする」という説明があればクラッキング、 「人をだます」ならソーシャルエンジニアリング、「通信を読み取る」なら盗聴と、 行為の中身で見分けます。

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