正解:エ
各選択肢の解説
ア地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む)
誤り。この脅威は2025年版で初めて選出され、2026年版は2年連続2回目の選出です。 国際情勢を背景にした比較的新しい脅威なので2026年の新顔と思いがちですが、 初選出は前年です。
イランサム攻撃による被害
誤り。ランサム攻撃は2026年版でも組織向けの1位ですが、11年連続11回目の選出で、 新しく加わった脅威ではありません。順位が最も高いことと、初めて選ばれたことは別の話です。
ウ不注意による情報漏えい等
誤り。この脅威は2025年版では10位に入っていましたが、2026年版の組織向けには 選ばれていません。前年版との差分のうち、加わった側ではなく外れた側にあたります。
エAIの利用をめぐるサイバーリスク
正解。2026年版の組織向けで初めて選出され、いきなり3位に入りました。 AIを悪用した攻撃と、業務で使うAIそのものを狙う攻撃や不適切な利用の両方を含む脅威です。
理解を深めるために
年版ごとに「何が入って何が外れたか」を見る
情報セキュリティ10大脅威は、IPAが前年に起きた事故や攻撃の状況をもとに毎年選び直す一覧です。 教育資料を年版に合わせて更新するときに大事なのは、順位の上下よりも 新しく加わった脅威と、外れた脅威を押さえることです。そこに、その年に 組織が新たに備えるべき点が表れます。
2026年版(組織向け)の主な変化
- 3位に「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初選出された
- 1位は「ランサム攻撃による被害」で、11年連続の選出
- 2025年版で初選出の「地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む)」は6位で、2年連続
- 2025年版で10位だった「不注意による情報漏えい等」は、2026年版の組織向けには入っていない
組織向けは順位つき、個人向けは順位をつけずに五十音順で並べる、という形も 押さえておくと読み違えません。
混同しやすいものとの違い
| 脅威(2026年版 組織向け) | 順位 | 選出の扱い |
|---|---|---|
| AIの利用をめぐるサイバーリスク | 3位 | 2026年に初選出 |
| ランサム攻撃による被害 | 1位 | 11年連続11回目 |
| 地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む) | 6位 | 2025年に初選出、2年連続 |
| 不注意による情報漏えい等 | 選外 | 2025年版では10位 |
10大脅威は年版が違えば中身も違います。問題文に何年版とあるかを最初に確かめ、 「上位にある」「新しそうに見える」という印象ではなく、初選出の年で判断してください。