問題 52★☆☆

ある業務を行う方法のうち、多くの実例から最も効率的で効果が高いと確かめられたやり方を 何というか。

正解:ウ

各選択肢の解説

  1. アデファクトスタンダード

    誤り。デファクトスタンダードは、市場での競争の結果として広く普及し、 事実上の標準になった製品や規格のことです。「標準」という言葉から 最善の方法と結び付けがちですが、指すのは製品や規格で、業務のやり方ではありません。

  2. イベンチマーキング

    誤り。ベンチマーキングは、優良企業と自社を指標で比べて差を見つけ、 改善目標を立てる「活動」です。比べた結果として見つかるお手本のやり方が ベストプラクティスで、活動とその成果という関係にあります。

  3. ウベストプラクティス

    正解。実績に裏付けられた最善の業務のやり方のことです。 ゼロから考える代わりにこれを取り入れれば、短期間で業務の水準を引き上げられます。

  4. エコアコンピタンス

    誤り。コアコンピタンスは、他社がまねしにくい自社の中核となる能力です。 ベストプラクティスが他社にも取り入れられる「やり方」であるのに対し、 コアコンピタンスは自社に固有でまねされにくい点に価値があります。

理解を深めるために

「一番うまくいくと分かっている、お手本のやり方」

料理で言えば、何度も作られて「この手順が一番おいしくて失敗しない」と 評価が固まったレシピです。自己流で試行錯誤するより、そのレシピをまず まねした方が早く上達します。業務の世界でこれに当たるのがベストプラクティスです。

なぜ経営戦略の策定で使われるのか

業務の改善をゼロから考えると、時間がかかるうえに失敗も重ねます。 そこで、他社や他部門で成果の出ているやり方を探し、自社に取り入れます。

  • ベンチマーキングで優良企業と自社を比べる
  • 差の原因となっている、優良企業のやり方(ベストプラクティス)を突き止める
  • 自社の条件に合わせて調整しながら取り入れる

ただし他社のやり方は他社の条件で最善だったものです。 そのまま持ち込まず、自社の事情に合わせて調整することが前提です。

混同しやすいものとの違い

用語 何を指すか
ベストプラクティス 実績から最善と確かめられた業務のやり方
ベンチマーキング 優良企業と比べて差を見つける活動
デファクトスタンダード 市場で事実上の標準になった製品・規格
コアコンピタンス 他社がまねしにくい自社の中核能力

試験では「最も効率的」「最善の方法」「成功事例のやり方」がベストプラクティスの目印です。 「比較する」「指標で測る」と書かれていればベンチマーキングを指しています。

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