経営戦略・デジタル戦略

組織の経営戦略やデジタル戦略、情報システム戦略の方針を理解して仕事を進めるための基礎を扱う中分類です。目標や文書の名前が多いので、「何を表す指標か」「誰が誰に出す文書か」で見分けられるようにするのが近道です。

ビジネス変革・収録 57問・項目 10/10

演習を始める(10問)

問題

  1. MVV食品スーパーを営むA社は、MVV(ミッション,ビジョン,バリュー)を整理して社内外に示すことにした。次のうち、ビジョン…
  2. アライアンス自動車メーカーのA社は、自社にない電池技術をもつB社と新型車を共同開発したい。両社が独立した企業のまま契約を結び、技術…
  3. KPIオンラインショップを運営するA社は、「翌年度の年間売上高を前年比20%増にする」を掲げ、達成に近づいているかを毎週確認…
  4. デジタルガバナンス・コード経済産業省は、企業がDXを進めて持続的に企業価値を高めていくために、経営者に求められる対応を整理した指針を公表し、改訂…
  5. デジタルディバイドB市は、各種の行政手続をスマートフォンからのオンライン申請だけに切り替えた。その結果、インターネットを使い慣れない住民…
  6. 情報システム戦略(1)A社では、部門ごとに必要なシステムをその都度導入してきた結果、同じ顧客データが複数のシステムに重複し、全社の売上を集計…
  7. SoEA社はシステム化計画の立案にあたり、来店客がスマートフォンアプリで商品を探し、店員とチャットで相談できる仕組みを構想し…
  8. 非機能要件定義A社は受注管理システムの再構築にあたり、要件定義を進めている。非機能要件として定める内容として、最も適切なものはどれか。
  9. 情報提供依頼書(RFI)情報システムの調達で、発注者とベンダの間でやり取りされる文書に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
  10. EA(エンタープライズアーキテクチャ)(1)B市は、窓口業務と情報システムを全体最適の観点から見直すため、EA(エンタープライズアーキテクチャ)に取り組むことにし…
  11. SWOT分析家具メーカーのA社は、次年度の戦略を立てる前にSWOT分析で現状を整理することにした。A社が挙げた次の項目のうち、「脅…
  12. バリューチェーン分析(1)食品メーカーのB社は、利益が思うように伸びない原因を探るため、バリューチェーン分析を行うことにした。この分析で明らかに…
  13. ニッチ戦略産業用ゴム部品のC社は、古くからある同じ市場で大手と競ってきたが、量産される汎用品では価格で太刀打ちできない。そこで、…
  14. OEM電機メーカーX社は、自社の工場で取引先Y社のブランド名を付けた電気ケトルを製造し、Y社へ納入している。Y社は工場をもた…
  15. 総合評価落札方式(加算方式)公共機関が情報システムを調達するときに用いる総合評価落札方式(加算方式)の説明として、最も適切なものはどれか。
  16. グリーン調達(1)環境への配慮を掲げる企業が情報機器について行う次の取組みのうち、グリーン調達に該当するものはどれか。
  17. コアコンピタンス経営戦略で用いられるコアコンピタンスの説明として、最も適切なものはどれか。
  18. プロダクトポートフォリオマネジメント複数の事業をもつ企業が、プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)を用いて各事業への資金の配分を検討する。このとき…
  19. エコシステムスマートフォン向けOSを提供するA社は、アプリ開発会社、決済事業者、周辺機器メーカーが自由に参加できる仕組みを整えた。…
  20. ベンチマーキング通信販売を営むA社は、業種は異なるが在庫管理で高い評価を得ている物流会社を選び、在庫回転日数などの指標を自社と比べた。…
  21. VUCA経営環境を表す言葉として用いられるVUCAの説明として、最も適切なものはどれか。
  22. VRIO分析VRIO分析で自社の経営資源を評価するとき、「他社がその資源を手に入れたり真似したりするには、大きなコストや時間がかか…
  23. 成長マトリクス家庭向けに高級炊飯器を販売してきたD社は、国内の家庭向け市場が伸び悩んだため、製品の仕様は変えずに、これまで取引のなか…
  24. バランススコアカード通信販売を営むE社は、バランススコアカードを用いて戦略の達成度を測る指標を設定した。「倉庫で注文を受けてから出荷するま…
  25. バリューエンジニアリング家電メーカーのF社は、ある製品の部品ごとに果たしている機能を洗い出し、必要な機能は落とさずに、より安価な材料や構造に置…
  26. クラウドファンディング小さな工房のG社は、新しく考案した折り畳み自転車の量産資金を集めるため、インターネット上で計画を公開し、賛同した多数の…
  27. デジタルスキル標準ある企業は、全社員が身につけるべきDXの基礎的な知識やマインドと、DXを推進する専門人材の役割やスキルの両方を、一つの…
  28. デジタルトランスフォーメーション産業機械メーカーの取組みのうち、デジタルトランスフォーメーション(DX)に当たるものとして、最も適切なものはどれか。
  29. DX戦略ある物流会社の経営者は「5年後に、配送データを生かした物流最適化サービスを荷主に提供する企業になる」というDXビジョン…
  30. BYOD会社が認めたうえで、社員が個人で所有するスマートフォンやPCを業務に利用する形態を何というか。
  31. デジタルリテラシー市役所が、住民のデジタルリテラシーを高めることを目的に取組みを計画している。この目的に直接合う取組みとして、最も適切な…
  32. システム化計画の立案C社は、全社の情報システム戦略に基づいて、物流部門の配送管理業務をシステム化することを決めた。次に行うシステム化計画の…
  33. SoRD社は、全拠点の受発注と在庫の記録を一元管理している基幹システムを刷新するシステム化計画を立案している。このシステムの…
  34. 機能要件定義E社は受注管理システムの要件定義を進めており、関係者の要望を次のように整理した。このうち、機能要件に当たるものはどれか。
  35. 決定表通販サイトの要件定義で、「会員かどうか」「購入金額が1万円以上か」「セール期間中か」の組合せによって割引率が変わる規則…
  36. EA(エンタープライズアーキテクチャ)(2)F社では、部門ごとに業務とシステムが個別に作られ、同じ顧客情報を複数のシステムで別々に管理している。そこでEA(エンタ…
  37. 情報システム化基本計画B社は、情報システム戦略で「部門ごとに分かれた顧客データを全社で一元化する」という方針を定めた。この方針を受けて作成す…
  38. 情報システム戦略(2)C社は、これまで文書にしていなかった情報システム戦略を初めて策定することにした。策定の進め方として、最も適切なものはど…
  39. As-isモデルD社は、営業所ごとにばらばらな受注業務を全体最適の観点から見直すため、EA(エンタープライズアーキテクチャ)に取り組ん…
  40. DXの推進による企業価値向上E社の社長は「DXの推進によって企業価値を高める」と宣言した。経済産業省のデジタルガバナンス・コードの考え方に沿った経…
  41. デジタルスキル標準(DSS)デジタルスキル標準(DSS)のDX推進スキル標準が定める人材類型のうち、事業や業務の変革の目的を定め、関係者を取りまと…
  42. SoI小売業のF社は、次のa〜cのシステム化計画を立てている。それぞれをSoR、SoE、SoIに分類したときの正しい組合せは…
  43. ファブレス家電を企画・販売するA社は自社工場をもたず、製品の製造をすべて外部の企業に委託している。このようなファブレスの形態をと…
  44. 提案依頼書(RFP)情報システムの開発を外部に委託するため、発注者が提案依頼書(RFP)を作成して複数のベンダに送付する。RFPに記載する…
  45. 提案書B社は販売管理システムの開発委託先を決めるため、RFPを3社に送付し、各社から提案書と見積書を受け取った。B社が次に行…
  46. 一般競争入札国や地方公共団体が物品やシステムを調達するとき、契約の方式として一般競争入札が原則とされている。その主な理由として、最…
  47. グリーン調達(2)電子機器メーカーC社は、部品の仕入先に関する取組みを見直している。次のうち、グリーン調達にあたる取組みとして最も適切な…
  48. TOB(公開買付け)TOB(公開買付け)の説明として、最も適切なものはどれか。
  49. アウトソーシング独自の設計技術を強みとする電子部品メーカーが、限られた人員を設計開発に集中させる方針を決めた。社内で担当している給与計…
  50. M&A食品メーカーが介護食の市場に参入したい。自社で一から開発すると数年かかるため、既に販売網と技術をもつ企業の経営権を得て…
  51. 経営理念経営戦略を策定するときの、経営理念(企業理念)の位置づけとして最も適切なものはどれか。
  52. ベストプラクティスある業務を行う方法のうち、多くの実例から最も効率的で効果が高いと確かめられたやり方を何というか。
  53. ブルーオーシャン戦略炊飯器メーカーのF社は、他社が炊き分けの機能の多さを競う中で、機能をボタン一つの自動調理に絞って価格を下げた。同時に、…
  54. チャレンジャ国内の文具市場でシェア2位のG社は、首位のH社と同じく全国の量販店で販売している。G社はH社の主力品にない機能を打ち出…
  55. CSFネット通販のJ社は、中期経営計画の内容を次の4つの記述に整理した。このうち、CSF(重要成功要因)に当たるものはどれか。
  56. バリューチェーン分析(2)バリューチェーン分析で、製造業の企業活動を主活動と支援活動に分ける。支援活動に当たるものはどれか。
  57. DFD受注業務のシステム化に向けた要件定義で、顧客から届いた注文データがどの処理を経て、どのファイルに蓄えられ、どこへ渡るか…

取り違えやすい用語

ミッション・ビジョン・バリュー

用語何を示すか
ミッション企業が果たすべき使命・存在意義
ビジョン将来の目指す姿。いつまでに、どこに到達するか
バリュー大切にする価値観や、行動の基準

KGI・CSF・KPI

用語何を表すか
KGI(重要目標達成指標)最終的に達成したい目標を測る指標
CSF(重要成功要因)目標の達成に欠かせない、重要な成功の要因
KPI(重要業績評価指標)KGIに向かう途中の進み具合を、短い周期で測る中間の指標

KGIを決め、CSFを見極め、KPIを置く順に考えます。

SoR と SoE

用語何のためのシステムか
SoR(Systems of Record)取引などの記録を正確に残す、業務の基盤となるシステム
SoE(Systems of Engagement)顧客との接点をつくり、反応を見ながら短い周期で作り替えるシステム

機能要件 と 非機能要件

用語何を定めるか
機能要件システムで何ができるか
非機能要件どの程度の質で動くか。止まってよい時間や、同時に使える人数など

RFI と RFP

用語ベンダに何を求める文書か
情報提供依頼書(RFI)調達の検討のために、技術や製品の情報の提供を求める
提案依頼書(RFP)要件を示して、それを実現する提案を求める

発注者がRFI、RFPの順に出し、ベンダは提案書と見積書を発注者に出します。

新試験での位置づけ

新しいシラバス案(Ver.0.1)では、ビジネス分野の大分類「ビジネス変革」の中分類2に置かれています。

現行のシラバス(Ver.6.5)では、ストラテジ系のいくつかの分類に分かれていました。

新シラバス案の内容 現行シラバスでの主な置き場所
MVV 「企業活動」の「経営・組織論」
全体戦略・ビジネス戦略(アライアンス、KPIなど) 「経営戦略マネジメント」の「経営戦略手法」と「ビジネス戦略と目標・評価」
情報システム戦略・システム化計画(SoR・SoE、EA) 「システム戦略」の「情報システム戦略」
デジタル活用促進(デジタルディバイドなど) 「システム戦略」の「システム活用促進・評価」
要件定義、調達計画・実施 「システム企画」の「要件定義」と「調達計画・実施」

現行試験の過去問で対策する場合は、これらの場所を探すと、この中分類に近い問題が見つかります。

一方で、デジタルガバナンス・コードと、As-isモデル・To-beモデルは、現行のシラバスには載っていなかった用語です。

なお、新シラバスはまだ案の段階です。確定版で分類や用語が変わった場合は、このページも見直します。

最終確認日:(問題の作り方と品質管理)

この中分類の出題範囲

シラバスの小分類と項目です。数字は収録している問題数。

経営戦略
  • 経営戦略の策定5問
  • 全体戦略の策定7問
  • ビジネス戦略の策定13問
デジタル戦略
  • デジタル戦略の策定6問
  • デジタル活用促進3問
情報システム戦略
  • 情報システム戦略の策定3問
  • システム化計画4問
  • 要件定義4問
  • 調達計画・実施9問
エンタープライズアーキテクチャ
  • エンタープライズアーキテクチャの理論3問

ビジネスのほかの中分類

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出典:情報処理推進機構(IPA)「ITパスポート試験 シラバス案 Ver.0.1」(2026年8月31日掲載)を基に作成。 最新の内容はIPAの掲載ページでご確認ください。